BearとMozart、ときどき紙とペン
私の文章の書きかたは、波がはげしい。一気に思い立って書き、ちょっと修正して投稿できるときもあるが、大体は、ふと思いついたアイデアをメモする。それを蓄積して、たまには書くテーマを思いつく。ネタを集めて書いてみる。ほとんどの場合、思っていること、考えていることをバーっと書き出してみる。そして読み返して「これではダメだ」と思うのだ。それから何度も推考する。最終的に公開できるまでには、相当な回数の練り直しを経ている。
アイデアの蓄積が私のBearにはたくさんある。
Bearは非常に軽いノートアプリ。MacとiOS版がある。以前はEvernoteを使っていたが、Bearのほうが圧倒的に自由度が高い。フォルダーに整理するのではなくタグで整理できる。
なんといっても、Pro版はiCloud経由でsyncするから、Mac, iPhone, iPadのどれでも継続して書くことができる。ほぼリアルタイムにシンクロしている。
私は自転車やランニングのトレーニング中に、書くネタを思いつくことが多い。そういうときは、iPhoneでBearにdictation(音声入力)だ。
ネット記事のクリッピングもSafariにインストールしたBear Extensionが役に立つ。
書く内容のストーリーや論理構成がボヤーとしか見えていないけれど、何か書きたいという創作意欲があるとき、紙とペンが便りだ。A4の白い紙に、とにかく頭のなかにボヤーっとある言葉を全部書き出す。それらを線でつなげたり、矢印をつけたり、四角や丸で囲んだり。こうすることで、構成が見えてくる。これをテキストだけでリニアにやっていると、一向に思考は整理できない。やはり紙とペンにはかなわない。ちなみに私は万年筆派。
集めたネタを眺めて、記事を仕上げるのは、主にデスクに座ってMacでだ。もちろんソフトはBear。エンドレスでMozartを聞くのが集中力を上げるコツ。ただし、自分が演奏したことのある曲はこのBGM集には入れてはいけない。聞くと楽譜が見えてしまって、文章を考える言語脳に干渉するから。
私の執筆活動は休みの日だから。午前中と昼食後はコーヒーを、3杯分入る巨大マグカップで。夕方5時ごろでもまだ執筆意欲のあるときは、ビールで追い込む。🍺
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