無料なら伝えるべし(No.189)
私がよく通る地区に
国立公文書館があります。
歴史的価値のある資料を保存
する国の機関です。
図書館のさらに古い版という
感じでしょうか。
古い資料に興味がある方が
日本にどれくらいいらっしゃる
のかわかりませんが、実は
この施設は入場無料です。
今は
『衛生のはじまり、
明治政府とコレラのたたかい』
という企画展をやっていて、
そちらも無料。
そして、最近、常設展や閲覧、
企画展も無料であることを
示す幟(のぼり)が立てられ
ました。
この幟で入場無料と知れば、
“じゃあ入ってみようか”と
考える通行人も出るでしょう。
私もミュージアム入場料は高い
と思いこみがあるので、タダなら
ちょっと入ってみたいです。
実はプレゼンではこの費用の提示
はとても重要なのです。
どんな素晴らしい提案もそれに
いくらかかるかでゴーサインが
出るかどうかが決まります。
せっかくの魅力を伝えていない
プレゼンのなんと多いことか…。
タダ、無料、0円なら、そう
お知らせしないと損ですよ。
公文書館も昨年までは入場無料の
ことは特段告知していませんでした。
けれども今年から無料幟を
出すようになったので
入場者が増えたんじゃないか
と私は推測しています。
さあ、あなたのプレゼンでは
幟の代わりに何で価格を示しますか。