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最初に全体像を伝える(No.190)

今回はかつての私に起こった
話をご紹介しましょう。

ある仕事でのことです。
紙の箱を50個組み立てるよう
言われて黙々とやりました。

次にその箱にテプラで印字した
文字を貼るように言われます。

その後も、機械を点検する、
機械を袋に入れる、5連の電池
を挟みで2個・2個・1個に
切り分ける作業もしました。

数の多い雑用ばかりだな…と
思ったら、最終的には
そのパーツを白箱に
詰め合わせて50セット販売
する目的だったようです。

しかも納期があって、○日必着で、
前日の16時に宅配業者が
受け取りにくるというタイム
リミットもありました。

私がやっていたことはこういう
仕事だと最初に知っていたら
工夫や注意もできたし、
時間配分も気にしたのに…。

最後の最後に全貌を知って、
驚くやらがっくりするやら…。

仕事では上司や先輩が業務の手順
を説明する機会もたくさんありますね。

その時、「これ切っといて」
「あれをこっちに運んどいて」
という説明になってはいないで
しょうか。

たとえばレストランでパートさんに
玉ねぎのみじん切りのような単純作業
を頼むにしても、
「これは今日のメインのハンバーグ
に使うもの」
「ディナーで使うから14時
までに全部やってね」
というふうに伝えれば、
作業の意味合いもわかるし、
間に合わせるための時間配分も
できるというものです。

単純な作業でも
“この人(たち)に言ってもしょうがない“
ではなく、説明の最初には全体像と
その意義意義を伝えましょう。

近い将来で言えば、4月の選挙があります。

おそらく多くの自治体でアルバイト
を雇って投票所ほかに配置する
と思いますが、その時は
必ず説明会(プレゼン)を
するでしょう

「あなたの仕事は回収した鉛筆を
アルコール消毒するだけですから、
それだけやっといて」
では頑張ってもらえません。

「今回は○月△実施のA市会議員
選挙のサポートのお仕事です」
「コロナの感染防止のために
使った鉛筆は都度消毒します」
「Bさんに担当していただくのは
感染予防のために重要な
仕事なんですよ」

こういう頼まれ方をしたほうが、
何のために働くかがわかって
やる気が出ませんか。

仕事依頼の説明では
●全体像を示す
●一部の仕事はどんな意味
があるかを示す

これをぜひ心がけてみましょう。

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