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NotoはNo(No.226)

こんにちは、お盆の真っただ中ですが、
慣れないワードの仕事が集中している天野です。

今まで聞いたこともない機能を、調べながら
使って編集しています。

そんな中、関係者から言われたのは
「フォントはすべて
Noto Sansに統一して」
でした。

フォントとは文字の種類のこと。

Noto Sansは聞いたことがない
なあ…と思ったら、2014年に
Google(グーグル)とAdobe(アドビ)
が共同開発した字体だとか。


Noteに連携したCanvaにはあるフォント

入力した文字がないと□が出てきて
それが豆腐(Tofu)と呼ばれていたことから
No Tofuを目指して新しく
開発されたそうです。

私がウェブ制作の学校に通って
いたのが2013年なので、
そういう流れを知らなかったのも
無理はありません。

官公庁や有名企業のサイトは
このフォントで制作されている
ことが多いそうです。

ちなみにAdobeとは、絵を描く
イラストレーターや、画像加工の
フォトショップなどのソフトを
開発・販売している、いわば
「デザイナー御用達」の企業です。

ただ、ワープロソフトのワードは
どうでしょう?

それまではずっと游ゴシックUI
というフォントを使って編集
していましたが、すべて置き換える
となると不具合を起こしそう…。

マイクロソフトのワードにも
Noto Sansはあるのですが、
対応しているのが英数字のみで
日本語部分は別フォントになるため、
見事にガタガタになって
しまいました。

「フォントはNoto Sansで…」と
決めるのはいいですが、
それはウェブ限定の話です。

それがすべての媒体に通用する
かと思ったら大間違いです。

かつて大学院で学んでいた時も
デザイナー出身の教授から
「そこのフォントはヒラギノがいい」
と言われたことがありますが、
それはMacやAdobeには
搭載されていても、ウインドウズの
パワーポイントでは出てきませんでした。

学校も職場もパソコンはほぼ
ウインドウズ。

Adobe社が出しているような
高額ソフトは使っていないことが
ほとんどです。

そんな市場の中で
「Noto Sans、ヒラギノを使うこと」
と言うのは
「パンがなければお菓子を食べれば
いいわ」と発言したマリー・
アントワネットのごとしです。

私も講座などで
「プレゼンのフォントは
何を使えばいいでしょうか?」
という質問はよく受けます。

そこでお伝えするのは
■ほとんどの人が使えるフォント
■絶対に文字化けしないフォント
です。

(豆腐□が出るのは文字化けです)

世の中のほとんどの人は
職業デザイナーではないことを
考えて、
ウインドウズに搭載されている

・メイリオ
・MS UIゴシック
・MSPゴシック

などを推奨しています。

編集にかかわらず、ルールを
決める時は、【最大公約数】を
採択するようにしましょう。

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