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【759回】なんだ、国主導で給食無償化を検討しているのね


ほんのちょっとだけ、北海道内の公立小中学校給食で、無償化されている自治体はどこか調べてみたのです。
…っと、A町は無償だ、隣のB市は有償かあ…と書いても、なにか地域差を公開するみたいで嫌なので、公開はしません。

逆に、調べているうちに、参議院の資料に出会いました。
国として、小中学校の給食無償化について検討を進めているのですね。いやー知らなかった。
政府主導で一律に無償化だったら、いよいよ、「子どもの食事」の権利を保障につながるよね。

参議院常任委員会調査室・特別調査室 論題「学校給食費の無償化をめぐる主な動向」として資料ですね。2023年11月のものだから、かなり新しい資料かな。

これね↓

https://www.sangiin.go.jp/japanese/annai/chousa/rippou_chousa/backnumber/2023pdf/20231101165.pdf

まず各政党の意見が書かれています。どの政党も「無償化」には前向きの様子。
それでは、無償化の検討はどこまで進んでいるか。現段階では、各自治体における無償化実施状況と、無償化実施の課題についての整理を進めている。

無償化を実施を決定した、とは言えない段階ですね。

ところで、給食って各地域でその実施状況が大きく異なるようですね。
僕は、小学校は福岡と大阪、中学校は大阪と愛媛で過ごしたのです。大阪の中学校では、給食がありませんでしたね。たしか牛乳だけ出ていたのかな。毎日弁当を持っていった気がします。
このように、給食が提供されていない学校では、無償化に合わせて、何らかの食事が提供されるようになるのでしょうか。
実際、給食が提供されていない学校で、昼食を用意できない家庭もあるのではないでしょうか。

どの学校でも、安定して食事が提供されるようになってほしい。自治体によって実施状況が異なると、「無償だからA町に引っ越そう」というような、自治体による育児世帯の奪い合いになるとまた悲しい。

国主導で進めてもらえたらいいのですが。

最後に、岩波書店の「世界」2024年2月号をぜに手にとって読んでくださいね。
「給食費無償化はなぜ必要か?経済活動から権利保障へ」
僕は、新しい視点をもらえました。

給食の話題はここまでにします。
今回はここで、おしまいです。