【839回】衆議院選挙投票完了
散歩を兼ねて早めに家を出る。
投票所にたどりついたときは、まだ外に誰もいなかった。そうだ。一番乗りだ。
投票所一番乗りだから、投票箱の確認業務を任された。
一番最初に投票する人は、投票箱に何も入っていない証拠を、確認する。
立会人が見守る中、投票箱の中が空っぽであると宣言した。
銀色に輝く投票箱は、なにか厳格な空気がある。中を全開にされ、空っぽである箱の姿は、無防備でもある。
ここに、明日からの日本の社会を作る、国民の思いが貯められていくのだ。
南京錠で厳重に閉じられる。
上部の蓋があけば、投票開始だ。
一番に終え、次々と投票に来る人たちとすれ違いながら帰路に着く。
一番の人は、投票箱の確認ができる。社会科の授業名人、有田和正先生の著作を読み、知った。
僕も社会科を教える教師だ。今は公民を教えている。
投票箱を確認する。ひとつの夢を達成できた。
有田先生、やりましたよ!
さて投票結果はどうなるかな。
アメリカ大統領選と合わせて、今後の社会を見ていく。
六花亭のカステラでも食べながら、結果を待つ。