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海外から大学入試を目指す「中学生」のみなさん。

現在中学生で高校受験をせずに、海外からの大学受験を想定している方は少なくないと思います。その場合、今何をすべきなのでしょうか?

例えば、この春から新中3になる場合、大学受験まで4年ほどあります。
4年というと、それなりの時間です。

そうなると、今何かしなければならないという思いには、なかなかなりにくい。また、何をすべきなのかが見えにくい、ということになりがちです。

ここで大切なのは、大学受験に臨む4年後に何が必要なのか、まずはしっかり確認しておくことだと思います。そして、選択肢をこの時点で絞り込まないこと。

この時点で必要事項を認知するだけで、長い目で見た戦略を立て易いですし、何より学習しなければならない項目が必ずあるのだということを認識できるはずです。

TOEFL / IELTS
高校数学 / IB math
小論文 / Social Studies
SAT

など、調べていると、いろいろな項目があることに気がつくはずです。
高校受験に向けた学習からは離れることになりますが、学習の内容、方向性が変わるだけで、実は楽になるわけではないのです。

インター歴によっては、より厳しい学習課題になることもあるので、実は注意が必要です。

例えば、英語だと、TOEFLの学習に切り替わるので、なかなか大変です。
もしインター歴が短いのであれば、学習をスタートするのは早ければ早いほうが良いと断言できます。

中3からスタートしても、全く問題ありません。

ここからスタートすれば、2年後にスコア100を超えることも十分可能ですが、仮に高2から始めると出願までに希望するスコアが出せないこともあり得るわけです。

どう考えても、やはり早いスタートが望ましいと思います。

数学に関しても、高校生になるのを待たずに、高校数学を始めても良いと思います。実際には、インターでは9月から高校生になるのですから、日本の学齢で中3の秋から高校数学を始めると、基礎をしっかり築くことができ、積み上げていくことが容易になるはずです。

そうなれば、進路選択の幅が広がるので、自分がやりたいことを追究できる環境が整うのです。

時間があるというアドバンテージを最大限に活かしていくことはとても重要です。今、高校受験から解放されている中学生のみなさんは、ぜひこのアドバンテージを活かして、早めのスタートを切ってほしいと思います。