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第1回英検2級の要約問題について

英検の形式が新しくなって最初の試験が先週行われました。
海外生にとっては2級がボリュームゾーンになるので、2級の試験について少し振り返ってみたいと思います。

2級での1番のインパクトは、ライティング問題に要約が加わったことでしょう。第1回英検での要約問題はどうだったのでしょうか?

結論から言うと、サンプル問題に示されていたとおりの形式でした。
ですので、型をきっちり学習していた受検者は、対して難しく感じなかったはずです。

パッセージの構成は次のとおり。

【第1パラグラフ】
旧来のスタイル→新しいスタイルが出現
(旧来型授業スタイル→オンライン授業が出現)

【第2パラグラフ】
新しいスタイルのメリット
(オンライン授業のメリット:遠隔、録画を繰り返し見られる)

【第3パラグラフ】
新しいスタイルのデメリット
(オンライン授業のデメリット:ネット環境等、他の学生と会わないので孤独を感じるかも)

というような構成です。
極めてシンプルかつ表面的な内容です。

模範解答も公式ウェブサイトにアップされていますが、こちらも極めてシンプルな表現で記されています。

旧来型授業のかわりにオンライン授業が出現。
オンラインクラスには、通学時間の節約や繰り返し録画を見られるため理解が深まるというようなメリットがある。しかし、デバイス環境の問題や他の学生に会わないため孤独を感じるという問題を抱える学生もいる。

という、まとめ方です。
これは完全に得点源にできる改変だと思います。
あまりにもシンプルで、テンプレートを習得して対応できそうな問題なので、果たして要約力は付くのかどうか若干疑問ではあります。

受験された方、手応えはいかほどでしたでしょうか?