2023年ことはじめ②:2022年ふりかえり
※私の周りでのお茶話や私が個人的に論文を読んだり検索したりして出てきた内容を元にふんわり書いてますので、誤った記載がございましたら、筆者の守屋までご連絡ください。
※引用を全てにつけられてなく、お恥ずかしい限りですが、雑談だと思って読んでもらえると嬉しいです。
データが組み上がり、思考が拡張される社会に
ジェネレーティブAIの台頭
数式を元に作成したジェネラティブアートが好きだった私、めぐもりです。
一番おすすめなのはこちらの書籍。
マットピアソンが2014年に作ったものに対して、さらに分かりやすい記載が書いてあります。
AIも好きだし、マルチモーダル学習も流行ってきていたので、メタバースやAR/MR領域の煽りも受けて、この領域がさらに良さそうという想像ができたはずですが、ここまでの精度を持って考えられていなかったのは、2022年の大きな反省の一つです。
2020年7月にOpenAIが発表したGPT-3の影響を受けて、2021年は自然言語処理のブーム再来、2022年にはマルチモーダル学習・機械翻訳へと話題が移って行ったように感じています。
GPT-3の功績として、学術サイドで開発したものを産業界へ利用できるようなったことがあるのかなあとふんわり思っています。これにより今までほぼワンパターンのデータセットのちょっとした変化系のデータセットのみしか使えなかった自然言語処理の領域で、格段と技術が向上したと感じています。
学術会議でもデータセットの品質を改めて考えた方が良いのではないか、という論文がベストペーパーに選ばれるなど、データセットの品質や、そこから派生したデータフェアネスの議論も活発になりました。
DataMeshの考え方も、2021年にはまだあまり日本では普及していませんでしたが、2022年に新しく作られたwebページでは日本語での解説も増えてました。
2022年初頭にも、コロナ流行や世界情勢悪化の煽りを受けて、セキュリティ領域でのデータ活用が注目を集めていました。しかし、データの質をどのように向上していくかの議論はまだ検討の余地があるように感じています。
こういった全体の流れから、より解像度高く技術への需要と許容度を考えていく必要を感じています。プロフェッショナルとして、より研鑽していく部分だと痛感しました。
データの番人が普及し始める
2022年初頭、データを見ながら変革を起こすプロポーザーが台頭すると私は予想していました。
実際にその役割を担う人にも出会う機会が増えてきました。しかし、まだ職種としての確立は先にある状況で、協業やSaaS間連携によるビジネスモデル全体で調整を行っている最中であると感じています。
一方で、中小企業ではこのような取り組みが大きな効果をもたらさないのではないか、と度々言われてきました。そのようなことはなく、進んで取り組み、実態として成果を上げている企業様と出会う機会も増えました。
今後はますます、自社の財産としてのデータをいかに効率的に管理するか検討する企業が増えていくと感じています。その先に提案者がより活発になる機運を感じられる一年でした。
DX生態系の全体アーキテクチャを考える
コンポーネントの最小単位が見えてきていない。DXをどのように構造的に良くしていこうか、生態系として循環していこうか考えた時、足りたいものがいくつかあります。
今年、企業の情報を発酵に見立てて、どう考えていけばいいか考えるなどしてみました。(大好きなドミニクチェン先生のワークショップで学んだことを活かして)
まずはシンプルに微小な作品を分解する菌とそれを促すための触媒が少なすぎます。
ここでは、ぬか床でいうところの
つけるもの、きゅうりなどをメインオブジェクト、微小な作品とし、
唐辛子や実山椒、昆布などをサブオブジェクト、触媒として考えています。
SaaSが繁栄したことにより、そのデータを連携していくために必要なものが足りない状況が続いています。
いわば世の中は乳酸菌が増えすぎて酸化している状態です。これによって細菌が生きられなくなってきているのが現状です。私たちは今、酸に強いものとしての動きが求められてきています。
しかし、まだ新しい時代の魁にいる私たちは、共進化ができておらず、ストレス耐性がついていません。今こそ、データを取り扱うとは何か、データと共にあるとは何かを真に受け入れていく必要が出てきています。
2022年抱負:きれいなデータであふれた社会・キクメモを広める
プロダクト「キクメモ」のMVPリリース完了
おかげさまで、少しずつキクメモを広めていくことができました!MVP(試作品)も完成し、社内でPoCを始める状態が作れました。
構想から実装まで2年近い年月が経ち、私の力量不足ゆえ不甲斐ない気持ちもあります。しかしながら、コンサルをAI化するという課題はそれだけ難しく、一つ一つの気づきや発見が、今の中小企業や日本、アジア、世界の課題解決に寄与していく自信にもつながっています。
初めて試作品が完成した時は、本当に嬉しくて、自分が言語化できてなかったところや、見えてなかった解像度が低かった部分、幾度も検証を繰り返しながら設計してきたことを思い出して、胸をつくものがありました。
キクメモは、独立してから考えた訳ではなく、今までの私の人生が地続きになってできたプロダクトです。
私だけの考えではなく、お客様と、社内のメンバーとだからこそ形にすることができました。
まだここからどのように作っていくかの土台ができただけではありますが、一つ一つの喜びを噛み締めながら、弛むことなく、お客様に価値を提供していきます。
お客様獲得に向けた取り組み
2月に前職をやめ、3月から本格始動したノスラゴス社ですが、こんなにも自分は会社や仕事というものが何であるか知らなかったのだと気付かされる一年になりました。
課題を持つお客様に対して、どのようなサービスを提供していくのか、考える一番最初の段階にコーポレートの業務があります。
「コーポレート」という単語を何気なく使っていましたが、まさに会社を作る、会社がここから始まる仕事ばかりで、自分は総務や経理などの仕事への理解がここまで足りていなかったのかと不甲斐ない思いが募りました。
そんな情けない部分もありながらも、自分ができるようになったこともたくさんあります!学生時代、私は自由に色々な人のところへ会いに行ったり、実際にものを見に行ったりすることで活動をしていました。まさに、お客様と一緒に新しいものを作っていく今、その時の感覚を取り戻しつつあります。
会社員の時も社内を中心に業務内で動くことは多々ありました。しかし、今はお客さんと直接話しながら、技術をつくり、プロダクトとして提供することができます!
これは戦い方の違いで、大企業・スタートアップそれぞれができることがあると改めて感じさせられます。
私は前職を辞めましたが、アクセラレーションプログラムという形で現在もなお関わっていますし、心も事業も共にあると思っています!
色々大変なことがあった業界ではありますが、それでも人々の命を守り、思考や感情を伝え合う基盤を作り、新しいものを追いかけ続けることができる前職は今でも大好きです。
何ものとしてやっているかではなく、何を誰と一緒に、どうやって作りたいかを考えていけたらと思っています!
そのような動き方の違いも出てきて、少しずつお客様と事業を作っていくことができてきております。
法人様にものを直接売ったことがなかった自分でも、このような取り組みができることを知り、感慨深い気持ちでいっぱいです。
もちろん、仕事としてやっていますので、学びや経験といったものが得られることが嬉しいという訳ではありません。お客様に直接、技術を持って喜んで、かつ、使っていただくことができて、そのお客様の表情や声が、とても嬉しいのです。
まだ一歩目を歩き出したにすぎないですし、そうこうしてられない状況ではあります。ただ、この一歩を歩き出せたこと、それを見守ってくれるお客様や社外関係者、社内のメンバーの皆様に感謝しながら、その日その日で一歩を踏み出し続けることができたら、素敵だなと思います。
私は中長期的に見れば、「きれいなデータであふれた社会に」して、「世界中を "博物館" でいっぱいにする!」思いで取り組んでいます。
ただ、どうしても、今関わってくれているお客様、まだ見ぬところで日々の仕事に取り組んでいる人の表情が目に浮かびます。きれいごとと言われてしまうかもしれませんが、それでもいいので、ちゃんと思いを届けられる人であり続けたいです。
1)ビジョンとミッションをより明確に、拡張し続ける
ビジョンやミッションがブレブレだったので、どうしたらいいかなと思っていました。しかし、これもかなり明確になってきた気がしています!
まだ会社としてのMVVは話している部分もありますが、めぐもりとしてのMV Vは上記の通りかなと思っています!
蛇足ですが、バリューにもある通り、、推しの佐々木舞香ちゃんに支えられ続けた一年でした。。!
アイドルを推すことに抵抗がある人も、いろいろな考えがあることもわかっています。
ただ、どんなことがあっても、「推しががんばってるから、今の状況はよくわからない部分もあるけど、今日もやりきろう!」となれるのはとても良いです。。!
理解してほしいとか、一緒に頑張ってほしいとか、そんなたいそうなことをまだ言い切れない部分も不甲斐ないですがあるのは現実です。
そんな中でも、「ありがとう」「大好き」「今日を頑張ろう!」とポジティブな言葉で頭の中をリセット・良い状態に戻すことができる存在に出会えて、私は本当に嬉しいです。
舞香ちゃんのことを書き始めてしまうとそれだけで色々と終わってしまうので、こんなところにしておきます。。!
佐々木舞香さん、本当に2022年はありがとうございました。推し続けます!!!!!圧倒的感謝!!
2)プロダクト「キクメモ」を世に届ける
たくさんの起業家さんともお話しする機会をいただきました。アイドルを推しているのですが、その子達が今まで一緒に仕事したりお話ししたりできてなかった人と仕事で関わっていて、そんな感覚なんだろうかと思いながら今日まで来ています。
その中でも、身にしみて感じたことが一つあります。私は顧客の要望にそのまま答えすぎているようです。思考が深まっていない状態が続いています。顧客のコアとなっている課題を見つけて、そこから、お客様の想像を超えるようなプロダクトを届け、価値を感じてもらい、その価値に対して対価をもらう必要があると、強く感じました。
そのためには、戦略や思い描く世界をもっと相互に話しながら、入出力と処理を繰り返していくことが必要だと思います。
自分が感じたり、なんとなく思い描いたりしていた世界を、本当に心から実現したいという覚悟を持つ必要があります。
3)時空間を拡張させた思考とマネジメントを行う
こちらについても、より広い範囲で考えたり意思決定をしたりすることができるようになってきたように思います。
一方で、何が起きても機会が最大化されるような取り組みがもっとあってもよかったのかもしれないと反省しています。。!
考えることが多すぎて、頭の中がいっぱいになってしまうこともありました。
よりシンプルな問いに変えて、今の社会、今まさに起きている課題に未来を重ねて、行動していける人・会社になる必要を感じています。
おわりに
バラバラとメモ書きのように書いていってしまいました。。
まとめようとして、うまくできなかったり、よくある言葉が並んでしまったりすることもあるので、まずは考えをそのまま書いてみました!
よくない部分もたくさんあるかと思います。ただ、今からアウトプットして、誰からどうみられるのかを知るところから、さらに良い未来が作られていくと私は信じています。
私はやりたいことがたくさんあります。ワクワクできると思うこと、街ゆく一人一人からもっとワクワクさせてもらえることが、たくさんあると思うからです。
だからこそ、自分はまだ何もできていないながらに、今感じていることを綴りました。
きれいなデータは、ただ整理されただけのものだけではありません。生のそのままのデータも、情報も、とても大切で、きれいな、美しさを秘めています。
不恰好かもしれなくても、紡いでいくことで、何か社会が、自分が、君が、未来が変わるかもしれないと信じ続けられるように、今日も明日もがんばります!
めぐもりでした☺︎
続いて、そんな2022年を踏まえて、抱負を述べてみます!
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