#19 有馬記念+勝負レース 12/27(日)
どうも!エピファさんです!
いよいよ今年の中央競馬も最後の日となりました。1年間お疲れさまでした。個人的な話で言うと、毎年東京大賞典は買わないので、競馬をやるのは本当にこれが1年で最後の日となります。
土曜の競馬はなかなか上手くいきませんでした。さすがに最近は当たりすぎていたので、競馬なのでこういう日もありますね。
ただ馬券購入した3レース中2レースで超スローペースの折り合い合戦になる運のなさ。。。
ただそれも含めて競馬なので言い訳はしません。また競馬は点と点を線でつなげられるかが1番大事なことだと思っています。しっかり回顧をして次につなげます!
それでは予想に移っていきましょう!
中山3R 2歳未勝利 ★☆☆☆☆
◎②コスモチョコラトル(想定5番人気)
この馬はノヴェリスト産駒らしく、道悪は全く走れない。全5戦の中で3走(新馬、2戦目、前走)が道悪で馬場に全く恵まれていない。3走前(2着)は15人気と低評価ながら好走したが、良馬場ならこれくらい走れる馬。2走前(6着)は、この週の中山はスプリンターズSが行われた最終週で超外差し馬場だった。逃げ馬にはかなり不利な馬場だったので、6着はそれなりに評価できる。今の中山はやや時計のかかるタフな馬場ではあるが、良馬場発表なら走れる。
○①クリーンスイープ
▲③ラインプリンス
△⑪マイネルダグラス
中山12R ハッピーエンドカップ ★★☆☆☆
◎①マイネルアルケミー(想定8番人気)
前走の勝浦特別(7着)は、スプリンターズSが行われた最終週の中山で稀に見る外差し馬場だった。このレースも例外ではなく、1、4、5、6着馬が外差し馬場の恩恵を受けての好走で、全く力通り決まってないレース。その中で12番ゲートから先行してトラックバイアスの恩恵を受けていないので、ここでの7着は一定の評価はできる。
2走前(2着)は、開幕週の中山で同日の京成杯AHがイン前決着だったように、イン前が圧倒的有利の馬場。本来先行馬でありながらも道中9番手からレースを進めてしまい、消化不良のレース。また直線で外から差す競馬になったが、トラックバイアスに逆らいながらもシッカリ2着を確保できたのは評価できる。
土曜の競馬を見ても前が有利の馬場状態。最内枠から絶好の競馬ができそうな中で、あまり人気にならないならぜひ狙ってみたい馬。
○⑭アルピニズム
2走前の勝浦特別(12着)は、スプリンターズSが行われた最終週の中山で稀に見る外差し馬場だった。その中で終始馬場の内目を走ってしまい、1番人気を裏切り大敗してしまった。度外視可能とみる。
前走(2着)は人気落ちでしっかり好走した。本来であればこれくらい走れる馬なので、今回も有力候補と見る。
▲③ヴェルスパー
2走前(5着)は5カ月ぶりの休み明けで+14kgと太目残りだった。前走が本来の力とすれば能力は足りる。
△⑧キーダイヤ、②フェルミスフィア
消④ラキ
今の中山の馬場は後方からでは間に合わない。また夏競馬で連戦した馬は休養明けで状態が良くないことが多いので、この馬も臨戦過程に不安が残る。それでいて想定オッズ1番人気なら手を出しづらい。
中山11R 有馬記念 ★★★★☆
◎⑩カレンブーケドール
○⑨クロノジェネシス
▲⑥キセキ
△①バビット、⑤ワールドプレミア、⑬フィエールマン
まず大前提として、今年の芝2000m以上のレースで最もレベルが高かったのは今年のジャパンカップ。勝ち馬アーモンドアイは言うまでもなく、2着コントレイルは現状ベスト条件と思われる東京2400m、3着デアリングタクトは秋華賞を叩いてメイチの状態。ここでコントレイルとタイム差なしの4着だったカレンブーケドールは、現役トップクラスと遜色のない能力であることを証明した。またジャパンカップの中間の追い切りはそこまで良くなく、あくまで有馬記念まで意識した仕上げだった。それでいて5番人気(単勝10倍)ならば妙味はかなりあるので、本命は◎⑩カレンブーケドールとした。
◎⑩カレンブーケドール
持ち味は持続力で、それが光ったのがオークス。前半5F:58秒9のハイペースでラスト1Fは全馬が脚が上がってしまうほどタフな流れの中、先行してクビ差2着に粘るかなり強い競馬。同じく先行したクロノジェネシスがラスト1Fで失速し、馬群に沈みそうだったあたり、この馬の持続力が優れていることを示している。
2度急坂を上るタフなコース、上がりがかかりやすい今の中山の馬場とどちらも適性はある。上記に記載した通り、前走のジャパンカップは今年1番のハイレベルレースだったが、そこの1、2、3、5着馬は今回不在。単純な横比較で十分通用するポテンシャルがあるはずだ。池添騎手に乗り替わって勝負気配もあり、頭まで考えたい。
○⑨クロノジェネシス
この馬のベスト条件は①休み明け、②タフな馬場、③小回りコースである。
まず①だが、これまで2カ月以上の間隔が空いたレース(5-0-1-0)⇔2カ月以内(1-2-2-1)と休み明けでこそ結果を残している。近年のノーザンファームにありがちな”フレッシュな状態”でこそパフォーマンスを上げる典型的な馬。半姉ノームコアも同じく、中6週以内(1-0-2-2)⇔中7週以上(6-1-2-3)となっている。今回は、前走の天皇賞秋から約2カ月なのでロ-テーション的にはまずまずと言った感じだ。
次に②だが、父バゴはこれまでJRA重賞を10勝しているが、そのうち5勝は道悪のときの勝利で、欧州血統らしくタフな馬場でこそ真価を発揮する種牡馬である。
クロノジェネシス自身も例外ではなく、重賞4勝のうち3勝(秋華賞:稍重、京都記念:重、宝塚記念:稍重)をタフな馬場で挙げている。
そのため前走の天皇賞秋(東京の軽い馬場)⇒有馬記念(冬の中山のタフな馬場)のコース替わりは大きなプラス。また例年以上に時計がかかっている馬場も追い風になりそうだ。
最後に③だが、これまで勝利したG1は秋華賞、宝塚記念といずれも小回りコース。とくにこの2レースはいずれも抜群の手応えで4角を回ってきていて、コーナーでの加速に優れていることを示している。中山コースは初コースとなるが、直線310mと短く、2500mで1週半するコース設計は、この馬向きなので問題ない。
有馬記念の適性という面ではメンバー中1番ありそうだが、正直1番人気ではあまり買いたくないタイプ。成長力と言われればそれまでだが、大阪杯の時点ではそこまで評価は高くなかった。ここ2走のパフォーマンスで一気に世間の見る目は変わったが、絶対的な信頼まではおきたくないので対抗とした。
▲⑥キセキ
前走のジャパンカップ(8着)は1角でヨシオが競りかけられ、かかってしまったのが大きい。1800m通過1.45.2、2000m通過1.57.5の超ハイペースの逃げではさすがに粘れるはずもなく、度外視可能と見ていい。
2走前の天皇賞・秋は12.7 - 11.7 - 12.1 - 12.1 - 11.9 - 12.0 - 11.7 - 10.9 - 11.1 - 11.6のラップ。レース上がり:33秒6のトップスピードが問われる展開は、決してこの馬向きではなかった。その中で5着ならば4歳秋の全盛期から能力はあまり落ちていないと判断できる。
超高速馬場の天皇賞・秋(3着)、ジャパンカップ(2着)のパフォーマンスが取り上げられがちだが、道悪の菊花賞(1着)、宝塚記念(2着)など好走レンジはかなり広い馬。今のタフな中山の馬場も問題ない。
過去の有馬記念は
18年5着(ラスト5F目で最速ラップを刻む明らかな早仕掛け。また明らかな外差し馬場の中、逃げて勝ち馬から0.6秒差なら評価できる。)
19年5着(スタートで大きく出遅れる。差し決着の展開がハマった形だが、超ハイレベルのメンバーで5着は一定の評価ができる)
またここ2走はしっかりゲートを出るようになり、一時期のゲート難から復調気配もある。今のキセキの適性を考えれば、東京⇒中山のコース替わりもプラス。今回も逃げ宣言を出しているが、土曜の馬場は前有利の馬場状態でリラックスした逃げができれば残れる力はある。
△①バビット
前走の菊花賞(10着)は、ノースヒルズ軍団がコントレイルを是が非でも勝たせるために、前走ダートを使った逃げ馬キメラヴェリテを出走させる作戦に見事にやられた形。本来の競馬ができなかったので度外視可能と見たい。
正直能力では足りないが、これまでの実績からタフな中山は合う。2014年の馬場改修前の有馬記念はステイゴールド産駒が強かったように、今の時計のかかる中山の馬場は、ナカヤマフェスタ産駒のバビットにいかにも合いそうだ。
△⑤ワールドプレミア
菊花賞(1着)は低速馬場、去年の有馬記念(3着)もタフな馬場だったことから今のタフな中山の馬場は苦にしないはず。ただ昨年はアエロリットが前半1000m58秒5のハイペースで飛ばす中、最後方を追走して直線だけにかける競馬が見事にハマった感があり、この3着はあまり評価できない。
前走のジャパンカップは11カ月の休み明けだったが、6着と恰好はつけた内容。1週前追い切りで武豊騎手が跨ったが、状態は良くなく、一度叩いて有馬記念が目標という報道もされていたほど。今回に向けてどれほど状態が上向いているかがカギとなりそうだが、これまで能力を裏付ける走りがないので重い印は置けない。
△⑬フィエールマン
去年の有馬記念(4着)は、池添騎手がアーモンドアイを負かすために強気の競馬をしたがために最後は甘くなってしまったが、負けて強しの内容だった。
しかし今回は不安材料が多い。まず1つは血統面。母リュヌドールの産駒らしく体質が弱く、レース間隔を空けたほうが良い馬なので、2カ月弱と短くなった間隔は不安が残る。
また当初はオールカマー⇒ジャパンカップのローテが予定されていた通り、陣営も「軽い馬場の2400m以上がベストの馬」という思いはあるはず。
基礎スピードがないので前走からの距離延長はプラスだが、例年より時計のかかっている今の中山の馬場は合わない。
血統的にはディープ産駒の牡馬は、これまで皐月賞3勝、ダービー6勝、菊花賞4勝している。それに対し古馬のディープ産駒の牡馬は、2000m以上のG1を4勝(スピルバーグ:天皇賞・秋、アルアイン:大阪杯、フィエールマン:天皇賞・春×2)しかしていない。これはディープ産駒の牡馬が早熟傾向にあることを示すデータだろう。
またこの馬の去年と今年の天皇賞・春を比較したときに、パフォーマンスが高いのは明らかに去年の方。能力はかなり高いものの血統的にはややピークが過ぎた感があり、抑え程度の評価にとどめたい。
消⑦ラッキーライラック(単勝3番人気)
この馬の持ち味はやはり瞬発力。レース上がりでも成績の良し悪しが顕著に表れていて
レース上がり34秒9以上(1-2-2-2)
レース上がり34秒8以内(6-1-1-2)
である。またこれまでG1を4勝しているが、いずれも自身の上がりタイムは33秒9以内であり、持ち味の瞬発力を活かして結果を残してきた馬。
それに対して過去5年の有馬記念の平均上がり3Fは36秒1なので、この馬のストライクゾーンではない。ラストに急坂があり、例年より時計のかかっている今の中山の馬場は合わないはず。
今年に関しても自身の上がりがかかった宝塚記念(3人気6着、自身の上がり:38秒8)、札幌記念(1人気3着、自身の上がり:35秒5)とパフォーマンスが良くないので評価はできない。
消④ラブズオンリーユー(単勝5番人気)
古馬になってからは、高いパフォーマンスを見せていないのは事実で、成長力に疑問が残る。またタフな馬場だった府中牝馬S(5着)で見せ場なく終わったように本来は良馬場でこその馬なので、今のタフな中山の馬場は合わない。好枠に入っただけで人気をするなら評価はしたくない。
消⑫オーソリティ(単勝7番人気)
前走のアルゼンチン共和国杯は骨折明け、6カ月ぶりのレースと万全ではない状態で勝てたことは一定の評価ができる。しかし直近1年で重賞を勝ったのが、ユーキャンスマイル1頭のみと例年より低レベルのメンバー構成だったのは事実。また54kgのハンデに恵まれ感も否めない。
また今年の3歳馬は古馬混合戦の成績を見ても明らかに低レベル。今年の3歳馬の中で決してトップグループではない同馬が古馬混合のG1で通用するとは想像しがたい。
オカルトだが、ジャパンカップを3歳馬が勝った年(1998年、2001年、2010年、2012年、2018年)の有馬記念はすべて3歳馬が勝っている。つまり有馬記念で勝ち負けするためには、世代レベルの高さはとても重要なのだ。