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水の美味さを感じる酒 TYPE1

「水の美味しさを感じる酒」、私が日本酒を探す時に、酒屋さんに伝える言葉の一つ。

山口県 大嶺酒造 大嶺3粒山田錦 23BY
透明瓶でデザインもCool!

こちら山口県の大嶺酒造さんが醸す、「大嶺3粒山田錦」は、そんな「水の美味しさを感じる酒」の一つ。酒蔵があるのは、美祢市というところで、山口の有名観光地、「秋芳洞・秋吉台」があるところ。石灰質の大地から湧き出るカルシウム豊富な水が仕込み水。もちろんこちらの蔵も水自慢ということで、酒屋さんも「水の美味さというのはよくわからないけど、水自慢ならここかなあ。。」ということで勧めてもらった。

確かに、日本酒の原料の大半は水だとしても、「水の味って何?」ですよね。単純に「仕込み水自慢」の酒蔵さんの酒か?っていうとそうでもないんだけど。。。その選択も的外れではない。でもまあ、「仕込み水自慢」の酒蔵さんってたくさんあるからね。

このお酒もモダンスタイルで人気らしい。酒瓶もモダン。透明瓶に米3粒のデザインもカッコいい。こちらも復活蔵のようで、まだ歴史は浅く、最先端設備に最先端技術を用いた醸造をされているとか。

お酒としての味はモダンですよ。フルーティー、甘フレッシュなモダン系、旨味というより綺麗な甘さ。最初はちょっと甘さ強め?と思ったけど、飲んでいると軽さが増して、スッキリサラサラ。酸が良い仕事をしているのかも知れないし、爽やかなフルーツ香に引っ張られて甘さを強めに感じているのかも知れない。流行りのモダンな日本酒好きの方なら、気に入ると思う。

さてさて、「水の美味さ」はどうかな?これがね、ありますよ。「水の美味さ」。最初口に含んだ時に、まず来るのが、鮮烈な水の美味さ、それが酒の美味さに塗り替えられてゆく感じだね。だからできるだけ水の美味さを長引かせるように、あまり空気と触れさせず啜る感じで飲む。酒蔵さんには申し訳ないですけど。。

やっぱりご自慢の名水だからか、カルシウムの力か。。日本酒って面白い。

タイトルに「TYPE1」としたのは、私が日本酒に感じる「水の美味しさ」というのは2種類あって、それを勝手にTYPE1とTYPE2と呼んでいるから。TYPE1というのは、「口に含んだ瞬間に鮮烈かつ透き通った水の美味さがパッっと弾けるような感じ」、TYPE2というのは、「飲んでいる間にじわーっと水の美味さが広がり染み渡るような感じ」で、どちらも好き。TYPE2についてはまたの機会に紹介したい。

もっといろんな種類を呑めば、TYPE3やTYPE4にも出会えるかも知れないなあ。。

筆者 facebook 2023年2月 投稿記事より

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