ダイエット日記2022/10/25 廃墟はお好き?(岩手県・松尾鉱山)
2022/10/25の食事
なかなか痩せないため、目標カロリーがキツくなってきた。
そんな中、妹が買ってきたクリームロールケーキを食べてしまう。ホイップクリームを大量に巻いたアイツはねえ、悪魔。脂質と糖質の塊。圧倒的な柔らかさと上品な甘みでダイエッターを虜にする。
2022/10/25の体重体脂肪
明確に増加傾向で焦り始めた。
だからといって急激に食事制限をしてもリバウンドするので、どうしたもんかな(食うな)
旧松尾鉱山・緑が丘アパート群廃墟
かつて〝雲上の楽園〟と呼ばれた、岩手県にある松尾鉱山。文春オンラインの記事が非常に面白かった。日本の近現代史や公害関連の話、廃墟に興味のある方にオススメ。
いや、めっちゃ興味深かった。鉱毒問題なんて足尾銅山事件くらいしか知らなかったよ。
黄色いダイヤと呼ばれた硫黄が、ある日を境に無価値となる。ライバルの価格は「0円」。会社は倒産し、管理する組織がなくなったため、猛毒の排水を浄化させることもできない。
水俣病のチッソ、イタイイタイ病の三井金属鉱業、第二水俣病の昭和電工。企業が存在するからこそ対策を求められるわけで、倒産しちゃったら責任の所在をどうすべきなんだろうね。
死に向かう「母なる川」
当時の岩手県民にとって松尾銅山は誇りだった。東洋一の鉱山だと。しかしその一方で、県民が「母なる川」と呼ぶ北上川は死に向かっていた。
真っ赤に染まる川を見て見ぬフリしたわけじゃないだろうけど、田中正造のような話は聞かれない。
河川を管理する建設省と、松尾鉱山をバックアップした通産省、公害問題を扱う環境庁、岩手県、自治省らが激しい非難合戦をしたそうです。
しかし、相手を罵る間にも毎分20トンの鉱毒水は止まりません。最終的には通産省中心で対策を取ることになります。中和施設を作り、税金を使って浄化し続けるのだと。
当時の建設官僚の言葉が残っていました。
松尾鉱山の今
文春オンラインのコラムを書いた方は、あちこちの廃墟をドローンで空撮しているもよう。松尾鉱山の様子はYouTubeにありました。
4K画質です。ぜひ大画面で見てほしい。
〝雲上の楽園〟は心を打ちますけど、中和施設の姿も幻想的です。
資源エネルギー庁管轄のJOGMEC(独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構)が現在も鉱毒水を薄めて放流しているそうです。多額の税金は未来永劫投入され続けるとのこと。
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