【無料記事】ライブカメラで見るコロナウイルスの影響。日本の死者数が少ない意外な理由？？
イタリア・死者数5,476名
ミラノ・ドゥオーモ広場(ミラノの象徴)
現地時間19時39分。2時間前からずっとこんな感じ。この広い空間に3人くらいしかいない。
ミラノ駅前
左端に一人だけ歩いてる。この人が通過した後、10分間誰も通らなかった。大都市の駅前、20時にもなっていないのに。
アメリカ・死者数202名
ラスベガス
現地時間11時44分。これはもう静止画かと錯覚するレベルで変化がない。夜の街だから昼間は車すら通らない？ んなわきゃーない。カジノは24時間営業だ。
ニューヨーク・マンハッタン42丁目
さすがに車はチラホラ走ってるし、人も歩いてるしチャリンコも登場する。ただ、平日の14時47分でこれはヤバいだろ(汗)
ニューヨーク市長は「あと10日で医薬品が枯渇する」と声明を出しました。アメリカでは検査を無料化してしまったため感染者数は激増。1日で8,000名も増え30,000人を突破しています。
スペイン・死者数1,720名
マドリード・プレルタデルソル広場
21時15分と遅い時間帯ながら、マドリードで最も人通りの激しい広場だそうです。中央に停車している3台の車は警察車両っぽい(POLICIAとある)。外出禁止なんだね･･････。
日本・死者数41名
伊勢神宮への高速道路
ジャポンさぁ･･････。
不思議だよね。日本人は警戒心が強く自粛ムードへすぐ突入するのに。この三連休は「屋外ならオッケー！！」とばかりに外出しまくった。かくいう吉田家も、入院前の気力体力があるうちに身延山へ行ってきました。渋滞は凄まじく、電光掲示板で確認した中では、土曜日の上り線「大月JCT～稲城IC 渋滞40km 2時間超」というのを見た。
政府は減税もせず現金給付も渋って「観光旅行に補助金出すわ」と眠たいこと言ってるけど、案外景気浮揚効果はあるかもしれないと思ったな。
どうせなら現金給付+消費税減税にしてくれれば、とんでもない勢いで消費は拡大しそうなのだけれども。
日本は世界一のCTスキャン大国だった
なぜ日本は死者数が少ないのかと話題になりつつあります。感染者数は誤魔化せても、死者数は誤魔化せない。なぜなら感染症を疑われる場合(今回なら肺炎)は遺体を検査せねばならないと法律で定められているからです。結果は必ず保健所へ報告せねばならず、病院側が誤魔化せば罰則を食らう。なので死者数に嘘はないと見てよさそう。
日本は世界一のCTスキャン大国なので、肺炎は他国に比べて発見しやすいという話も出ています。
『日本は必要な患者ですら検査されてない』というけどうちの母は『70代海外渡航なし濃厚接触なし38℃の熱でＣＴで肺炎確定』でコロナ検査申請して一時間後には指定病院が決まった。
— TAKAHIRO F2C (@TakahiroF2c) March 17, 2020
かかりつけ医も保健所も指定病院も、すべてが懇切丁寧に母を扱ってくれた。おかげで陰性＆2週間入院で無事退院した
「とりあえずCTしましょっかー」と、軽い症状でもすぐスキャンされたりするでしょ？ しかも保険適用だから医者も気軽に使う。他国ではあり得ないレベルで早期発見できるため、的中率の低い検査キットに頼らずとも重篤化する前に見つかりやすい。
100万人あたりのCT数
人口100万人あたりのCT・MRI数
CTの絶対数推移(G7各国と比較)
ぶっちぎりチートすぎワロタwww
日本の場合、地方の総合病院でもCTやMRIありますもんね。アメリカのCT数は日本に迫りますが、3倍もの人口を抱えているし、当然の如く保険適用外です。コロナウイルス検査は無料となったようですが、陽性反応が出て入院・治療となれば2週間で200万円を超えるとかなんとか。
厚生労働省は既に「感度の低い検査キットではなく、感度の高いCT検査を用いたコロナウイルス診療」をテーマとした手引き書を医療機関へ送付しており、CT保有世界一という日本の強みを活かした検査態勢になっています。なんと無症状でも分かるらしい！
新型コロナウイルス診療の手引き第一版(厚生労働省)
そして国民性ね。インフルエンザすらここ数年で最低レベルまで押さえ込んでしまった「手洗いうがい」の習慣化。先週行ったジョイフルホンダでは、トイレで男の子がお父さんに手洗いを教えてて微笑ましかったよ。
手洗いポスター(厚生労働省)
おまけ・ライブカメラで世界の様子を見てみよう
イタリアのミラノはかなり細かく見られます。驚きますよ。
日本もこれから感染爆発、死者爆発という可能性はあるのでしょう。可能性レベルの話ならむしろ高いかもしれない。ただ、もしも収束へ向かうとするならば、「大声出さない・ハグしない・手洗いうがいの習慣・CT多い」といった要素が大きいのではないかと、医師でもない庶民が愚考してみました。
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