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【無料記事】なぜトランプは勝ち、ハリスは負けたのか。アメリカを蝕む左派イデオロギーの闇とは

この記事は

・アメリカ大統領選挙。民主党の敗北は左派イデオロギーの敗北だった。なぜ「正しさ」は敗れ去ったのかを紐解きます。


アメリカ大統領選挙の結果


アメリカ大統領選挙。

事前予想では過半数270を挟んで拮抗すると報じられていました。

画像引用・共同通信
「ハリス旋風」を伝える報道も多かった

しかし結果はご存知の通り、トランプの圧勝でした。

画像引用・NHK

同時に行われた上院選挙も共和党勝利。

画像引用・NHK

上院は各州2名の計100名。人事をつかさどります。大統領が任命する政府高官や連邦裁判所判事を承認し、条約や重要法案の審議も担当します。

下院選挙も共和党勝利。

画像引用・NHK

下院は各州の人口に応じた議席配分で、計435名。予算をつかさどります。国民に寄り添う政治が求められ、日本で言えば衆議院。大統領を弾劾する権限も持ちます。

大統領・上院・下院をすべて共和党が占める、いわゆるトリプルレッド(民主党が占めればトリプルブルー)。

さらに最高裁判事も共和党寄りの保守派が過半数なので、トランプを止める権力は存在しなくなりました。

保守派は共和党寄り
うち3名は前回のトランプ大統領が指名した人物

トランプは複数の罪状で起訴されていますが、大統領選挙勝利の直後に司法省は起訴取り下げを検討すると発表。起訴担当だった特別検察官は辞任へ追い込まれました。権力怖い。


アメリカ大統領選挙の欠陥


アメリカ大統領選の制度は極めて特殊で、各州の〝選挙人〟を取り合います。選挙人は各州の人口によって決められ、その州で共和党支持が1票でも多ければ共和党の〝総取り〟となる(例外の州もあり)。

画像引用・日テレNEWS

画像の地図左。ロサンゼルス・サンフランシスコといった大都市を抱えるカリフォルニア州の選挙人は54名。

対する田舎のノースダコタやサウスダコタはわずか3名です。

伝統的に都市部は民主党の牙城であるため、大票田カリフォルニアの54票はほぼ無条件で民主党候補にカウントされます。

大統領就任に必要な270票のうち54票を総取りできてしまう。選挙人全体の20%を占める州が最初から民主党なんですから、この時点でなんじゃそりゃって感じよね。

それでも民主党と共和党は常に拮抗してきました。面積で見ると共和党ばかりに見えちゃうんですけども。

地区単位で見た場合、さらに真っ赤
民主党支持は沿岸部大都市に偏っている

共和党と民主党の支持が拮抗するスイングステート(選挙のたびにどっちが勝つか分からない州)が大統領選の趨勢を決定するようになり、拮抗するがゆえに大量の死票も生まれます。

結果、全米での総得票数は負けても、獲得した選挙人の数で大統領になれてしまう逆転現象も起きます

2016年の選挙では、全米総得票数でトランプはヒラリーに負けていました。

画像引用・AFP
2000年のブッシュ、2016年のトランプは
総得票数で負けてるのに大統領となった

スイングステートばかり重視される選挙戦ともなりがちで、まあ、欠陥制度ですわ。

今回は2016年と違い、総得票数でもトランプだったので、トリプルレッドと相まって「完全勝利」と言っていいでしょう。

ハリス7,373万票
トランプ7,643万票

さらに今回は、現職のバイデンが途中離脱した。

ハリスは予備選を勝ち抜いていないのに、ショートカットして民主党候補者へ成り上がったわけで、いわばチート(ずる)です。

画像引用・日テレNEWS

日本には予備選の概念が無いから分かりにくいけど、高校野球で考えてみると分かりやすいかも。県の代表校が甲子園出場を辞退し、地方予選に出てもいない高校を指名。その高校が甲子園に出るようなイメージかな。

アメリカの大統領候補者は1年に及ぶ選挙戦で、大統領に「成っていく」。

この事実を米国民は知っており、自分達が鍛え上げているとの誇りも抱いています。

長い長い大統領選挙で候補者は鍛えられる
画像引用・日テレNEWS

民主党支持者は高学歴層が多いため、ハリスを候補とすることに疑問を感じた人も多かったようですね。

ハリスに投票したデーブスペクターも、予備選チートを指摘しました。


トランプとハリス、政策の違いは?


基本的な経済政策は、競争を促す共和党、分配を促す民主党です。

画像引用・TBS
画像引用・日経新聞

日本でいえば、共和党は自民党、民主党は立憲民主党に近いかな?

外交面でも大きな差があり、ハリスは今まで通りの同盟国重視。トランプは同盟国に対して軍事負担を要求しています。

ところが、人権意識の高いはずの左派・民主党支持者ほど、差別的な発言を繰り返してるんだよね。

なんとテレビでも!

※番組を制作したNBCはアメリカ3大ニュースネットワークの一角で、ABC・NBC・CNNとともに民主党支持を明言しています

日本でも左派系ジャーナリストが「自民党支持者は劣等民族」と言い放ち問題となりましたけど、人権先進国のアメリカで、なぜ??


民主党大敗の原因はウォーク!?


ひょっとして、アメリカで発達し欧州へ拡散した左派イデオロギーは、妙な事になってる?

そう感じていた矢先、民主党支持者でトランプ勝利に発狂していたパトリック・ハーラン(パックン)は、ハリスの敗因を問われ、「ウォークが嫌われた面もある」と漏らしたんです。

Walk?

歩くのが嫌われたの?

調べてみたところ、どうやらWalkではなく、Wokeらしい。

もともとは、黒人への差別意識や不平等をなんとかしたいとの思いを指す言葉なんですって。

選挙戦では「Stay Woke(Wokeでいよう)」などと呼びかけられた。

Stay Wokeと投票を呼びかける黒人議員
画像引用・Wikipedia

民主党を支持する高学歴層へ浸透したため、いつしかWokeは「社会問題に目覚めちゃった人」といった嘲笑ワードとなります。日本なら〝意識高い系〟かな。

パックンが漏らした「Wokeが嫌われた」とは何なのか。ここにハリスの、民主党の、米国左派の敗因があるのではないか。

そこで僕の奥底に眠る(眠ったまま起きてこない)リベラル性向を総動員して、左派イデオロギーを調べてみました。


左派イデオロギーご紹介


ウォーキズム

いわゆる〝Woke〟
社会的不公正や差別へ反対する意識を高め、これらの問題に対し積極的に行動すること。ジェンダー(生物学的な男女ではなく自意識としての男女)、人種、経済的不平等など、弱者側・少数者側に立つ。リベラルの持つ伝統的な平等主義と結びつき、若い世代や高学歴層に支持されている。

ポリティカルコレクトネス

いわゆる〝ポリコレ〟
他者を傷つける表現を避ける態度を避けましょう、他者を差別せず正しい行いをしましょうとする考え方。ウォーキズムの一環でもあり、政治的な「正しさ」を追求する。

LGBT

レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー等、性自認(ち●この有無ではなく自分は男か女かを考える)に関する多様性のこと。性的少数派の不平等に対し、権利を求める運動を行っている。
※性同一性障害とは別です。この点については過去のノートを参照ください

アファーマティブアクション

歴史的に差別されてきたグループに対し平等な機会を与えようとする考えかた。主に雇用、教育での機会均等を促進するための政策であり、少数派や女性に対する支援が強調されます。

ダイバーシティエクイティインクルージョン

多様性(diversity)、公平性(equity)、包摂性(inclusion)を推進する取り組み。通称DEI。多様な背景を持つ人々が平等に扱われ、社会へ積極的に参加できる環境を作ることを目指す

・・・なんというかさ。

似てね?


用語は違うものの、内容は全部似通ってるよね。

ダイバーシティエクイティインクルージョンなんて攻撃魔法みたいな名前なのに、内容は優しげな平等と博愛。

こんなイデオロギーを持っているのに、なぜ差別発言をするの?

神の律法を守らぬ者は〝罪人〟

アメリカはキリスト教国ですから善悪で割り切りがち。左派イデオロギーは正しい考え方(→神=善)なので、対立相手は罪人(→悪)になります。

懲らしめるべき悪を叩くことは善行です。むしろ叩かなきゃ〝悪〟へ加担することになるため、時に過剰な行動へ至る。

トランプ支持者を攻撃することは〝正しさ〟そのもの。

そこに差別意識など微塵もないし、差別的だと思ったこともない。むしろその逆。だからこそ全国放送のニュースで堂々と差別発言(本人は差別と思ってない)を繰り出せるんですね。

蓮舫の選挙で暴走しまくっていたリベラル勢を思い出しますわ。


左派イデオロギーの問題点


上述した左派イデオロギーは基本的に、弱者や少数者の人権を擁護するものです。

確かに弱者保護、少数者擁護は〝正義〟でしょう。実際、日本でもこの傾向は強まっています。

40年前なら、躾の一環として子供へのゲンコツは当たり前だったし、東南アジアを見下す人も多かった。女は男の従属物かのような歌詞の演歌がヒットしたりもした。

今じゃ「女は黙ってろ!」なんて発言しようものなら、政治家は選挙で落とされ、芸能人は表舞台から消え、役職者は出世レースから外されますよ。

日本も少しずつ、じんわりと、左派イデオロギーに侵食されてるんです。

なぜなら〝正しい〟から。

否定できない。

この〝正義〟〝正しさ〟は反論しにくい。結果、弱者の側が弱者性を権力の源とし、大衆を好きにぶん殴る棍棒として使い始めた。

左派イデオロギー先進国のアメリカではこれが行き過ぎて、以下のような問題点が浮き彫りになっています。

  • 言論の自由を制限されてしまう

  • 自由な論議を一方的に阻害される

  • 差別主義者扱いされてしまう

  • 保守的な価値観や宗教的信念と相容れない

  • 逆差別が発生する(弱者への平等ではなく〝優遇〟になる)

  • 特定グループによる利権誘導が発生する

  • 行き過ぎた〝配慮〟が社会全体に過剰な負担をかける

  • キャンセルカルチャー(不買運動)が発生しやすい

  • 企業に出費を強要し、業績に貢献しない

などなど。

あれも差別、これも差別。

何も言えない。

自由の国アメリカに、言論の自由なんて無いんですよ。

画像引用・映画「クローバーフィールド」

思えば8年前。ヒラリークリントンは選挙戦で「我々は女性大統領を生む覚悟ができている!」と叫びました。

当時は大して記憶にも残らなかったけど、ハリスも同じ事を言ったのね。

これ「女性大統領誕生を嫌がる連中は差別主義者だ!」って意味なんだよ。

そして彼女らは負けた。

女性大統領に一歩届かなかったヒラリー
画像引用・早稲田大学

左派は敗因を分析しました。

アメリカにはガラスの天井があり、そこを突破しようとすると跳ね返されてしまう。ヒラリーやハリスが当選できないのは、差別主義のせいだ。そしてそれを生んだのは、ドナルド・トランプとMAGA達である!

MAGAとは、メイクアメリカグレートアゲインの略。2016選挙で使用したトランプのスローガン。転じて彼を熱狂的に支持する人達の総称となり、さらに転じて保守系の差別主義者を表すようになっている。

先日アテンドしたアメリカ人女性も、バンクーバーのイトコも、トランプは独裁者、トランプ支持者は差別主義だと言ってた。政治的な嫌悪感をいきなり表明してきて驚いたよ。

でもこれこそが「隠れトランプ支持者」の増える原因でした。

差別主義者だと罵倒されるリスクを負ってまで「僕はトランプ支持!」なんて、よう言わんわ。

画像引用・TBS

現代の左派は自己愛的かつ排他的、そして他罰的なんだよね。自身の正義性を一切疑わず、反対するおまえは〝悪〟だと罰する。

民主党大好きマン・海野教授いわく「隠れハリスもいるんです!最後はハリスが勝つ!」と言ってましたね。司会のミヤネはちょっと引いてましたが。

カマラハリス(左)と明治大学の海野教授(右)
米民主党芸人としての地位を確立

隠れハリス?

いるわけねえだろ。

ハリス支持は〝正義〟なんだから隠す必要なんてない。

そもそも選挙は多数派を構成しなきゃいけないのに、「トランプを支持するお前は間違ってる!」と言われて、「そうだな!よーしハリスに投票するぞ!」とはならん。なるわけねーだろ。

正義の炎に目と脳を焼かれた人には、それがわからんのでしょう。

そして日本の左翼も、同じ失敗を延々と繰り返してる。安倍晋三に少しでも肯定的だと、差別主義者で壺(統一教会信者)なんて言われますよね。


民主党支持者の民主党離れ


米民主党でもっとも左翼的といわれるバーニーサンダースは、今回の敗北についてこう語りました。

硬骨の左派・バーニーサンダース上院議員
写真引用・毎日新聞

「労働者を見捨てた民主党が、労働者に見捨てられた」

「バイデン政権で民主党指導部は、貧富の格差が拡大する現状を守ろうとした。それに労働者は怒り、変化を求めた。白人だけではない。黒人もヒスパニック(中南米)もだ」

「民主党を支配しているのは富裕層や大企業、高給取りのコンサルタント。多くのアメリカ人が感じている痛みや疎外感を、彼らは理解できない

その通りだと思う。本来の支持層である都市労働者をほったらかしにして、Wokeだのポリコレだのに興じたら、そりゃ支持されない。労働者からすればとんでもない疎外感でしょ。

左派イデオロギーはインテリの娯楽に堕したんだな。

実際、知的エリートの集まるワシントンDCで、ハリスの得票率は驚きの90%超! トランプの得票率はわずか6.5%でした。

画像引用・ロイター

また、CNNのインタビューに答えた黒人男性はこう言っていました。

画像引用・テレビ朝日

「俺はまともに働き税を納めてきた。アメリカのために税を納めた。なのにハリスは新しく住宅を購入する奴に補助金を出すという。俺達は働いても買えない。補助金じゃ足りないほどマイホームは高いんだ。つまり買える奴はそもそも金を持ってるんだよ。なんで俺達の税金がそんなところに使われなきゃいけないんだ」

上述した左派イデオロギーの多くは「その日のご飯」を保証しません。いわば贅沢品のような物で、余裕のある人向けなんです。

左派は、経済に弱い。

「移民は帰れ!」という意見に対し「それは差別です」と返すのはまあ良いでしょう。しかし「移民に仕事を奪われた!」との意見に「それは差別です」と返されたらブチ切れですわ。そこに正義性はないよ。

アメリカだけでなく日本でも、左派は〝分配〟を好み、〝成長〟には一歩距離を置こうとします。

なぜなら経済成長は格差を広げるから。

サンダースが指摘したように、民主党が忘れちゃいけないのは「働く人がお腹いっぱい食べられるアメリカ」であった。

なのに民主党ら左派は、絶対的多数の〝働く人〟を無視して、不法移民やマイノリティの人権獲得にばかり力を注いでしまった。

捨てられた工業地帯・ラストベルト
2016年トランプ当選の原動力となった
画像引用・NEWS PICKS


行き過ぎた左派の暴走とイーロンマスク


電気自動車のテスラや、宇宙船事業のスペースXを創業し、Twitterを買収したことで日本でもお馴染みになったイーロンマスク。

画像引用・NHKのX

今回トランプ支持を明確にし、毎日100万$を配ったマスク氏ですが、かつて民主党支持者だったのをご存知ですか?

彼は2022年に突如、共和党支持へと鞍替えします。

毎日100万ドル(1億5000万円)を共和党支持者へ毎日配り続けた
画像引用・NHK

テスラへの補助金目当てだとか、バイデンの唱える超富裕層への課税強化に反対したとか言われてますけど、違う。

彼には、体外受精を含めて12人(!)の子供がいます。息子のうち一人(仮にAさん)がウォーキズムへ傾注したんです

男性として生まれたAさんは子供の頃、自分の性別に違和感を持っていました。疾病としての性同一性障害ではなく、思春期にありがちな性自認のゆらぎでした。

ある医師に相談したところ、思春期ブロッカー注射を勧められます

思春期ブロッカーとは性ホルモンの分泌を抑制し、初潮や精通を阻害。二次性徴をストップさせる薬です。

アメリカの一部の州では、親に内緒で思春期ブロッカーを打つ子供が増え、社会問題化しています。

LGBT運動に前のめりな左派系の医師が、肉体的にも精神的にも男女未分化な子供に思春期ブロッカーを投与し、ホルモンバランスを崩すことで、意図的にトランスジェンダーを増やしています。

Aさんに思春期ブロッカーを提案した医師は、マスク氏に迫ります。

「打たねば息子さんは自殺するかもしれない」

マスク氏は同意書にサインしました。

結果、女性としての自我に目覚めたAさんは名前を変更。性転換手術を受け、マスク氏と絶縁しました。

これを機にマスク氏は民主党支持を止め、LGBT運動廃絶を唱えるトランプへの指示を明確にします。

イーロンマスク「息子はWokeに洗脳された」

Aさんこと
ザビエル・アレクサンダー・マスク
現在はヴィヴィアン・ウィルソン

そもそも思春期ブロッカーでは性同一性障害を治療できません。

2021年にイギリスで行われた研究では、思春期ブロッカーを投与された性同一性障害の子供のうち、改善が見られたのはわずか1.9%だった。98%は改善せず、性転換の入口である異性化ホルモン治療へ進んでしまいました。

もちろん性転換も権利ですから、それを否定するつもりはありません。

しかし、本来トランスジェンダーではないにもかかわらず、学校のジェンダー教育やSNS、インフルエンサーの影響を受け、自分はトランスだと思い込んでしまう少年少女がいる。

精神的に成熟していない子供ですから、社会的不安から拒食症や過食症、多重人格障害となるケースもあります。

そこへ左派系医師から「思春期ブロッカーで、性別を一時停止しよう」と持ちかけられる。不安から抜け出したい子供はそれにすがる。子供を助けたい親も投与に同意してしまう。

思春期にありがちな、自身の性に関するゆらぎ、違和感(疾病ではない)

不安に感じる子供、悩む両親

医師「不安なら肉体的な性徴を一時ストップしよう」→思春期ブロッカー

投与された98%が性転換(性別適合)の道を選ぶ

トランスジェンダー誕生

左派「トランスジェンダーは少数者!社会は少数者の人権を守れ!」

民主党を支持

画像引用・日テレNEWS

子供を性転換の道へ進ませるため、男女の肉体的な特徴が現れにくくすべく薬物を投与する。すなわち性的マイノリティを〝製造〟する構図。

現在アメリカで大変な問題となっており、これを告発した書籍「あの子もトランスジェンダーになった」はベストセラーになりました。

アビゲイル・シュライアー著
『あの子もトランスジェンダーになった SNSで伝染する性転換ブームの悲劇』

翻訳され日本でも出版予定だったのですが、LGBT団体らの圧力を受け、KADOKAWAは発売を急遽中止。現代の焚書坑儒だと騒ぎになりました。

その後、発行は産経新聞出版へうつり、「トランスジェンダーになりたい少女達」と名前を変え、現在はAmazonでも販売されるようになりました。産経新聞社は団体からの抗議を無視しています。

性別適合ケアを求める
トランスジェンダーになりたい少女達
画像引用・ワシントンタイムズ

トランプはLGBT関連に極めて強い姿勢で臨んでいます。「性別は2つだ」「女子スポーツから男性を締め出す」と宣言し、トランスジェンダーを生み出す性別適合ケアを批判。政府効率化省と称する組織を設けて、イーロンマスクをトップへ招き入れました。

新設される政府効率化省は、既存の省庁に横串を差す。左派が跋扈する部分を「非効率」として、除去する権限をマスク氏へ与えようとしています。

さらに、左派イデオロギーの発生拠点と化した教育省の廃止にも言及し、トリプルレッド+最高裁のパワーを総動員して、アメリカの病巣を根絶やしにしようとしています。

日本のニュースを見ても閣僚人事まではあまり取り上げません。しかしそこにはアメリカを蝕む左派の闇があったのです。

こういった「正義の仮面をかぶった闇」は、アメリカのマジョリティ(多数派)に決定的な嫌悪感を抱かせ、ハリスの敗北とトランプの大勝を決定づけたのではないか。

そう思うのですね。


おわりに


遅くなってごめんなさい。相変わらず長くてごめんなさい。

トランプの勝因分析(ハリスの敗因分析)をしようと、割と気楽に書き始めたnoteでした。当初は、日本の左派論客である東浩紀氏のようなコラムを目指しました。

なのに思いのほか時間を要してしまった。

だって、左派の闇がどんどん出てくるんだもの。

特に思春期ブロッカー注射ね。

吐き気がする。

自分で打つならいざ知らず、政治信条を満足させるべく子供に打ち、性的マイノリティを「作り出す」。その上でマイノリティの人権を守れと叫ぶ。

そこに何の〝正しさ〟があるというのか。

人権を叫ぶ左派の〝人権軽視〟に不快感しか覚えない。

おそらくこれ、日本にも入ってきます。

「いくらなんでもありえない」「常識で考えて」と思われるかもしれない。でも、反マスク・反ワクチン・怪しいグッズ販売の内科医が、都知事選挙で10万票を集めちゃう時代ですよ

大富豪のイーロン・マスクでさえも冷静に対処できなかったのですから、我々庶民は十分に注意したいところです。

・・・・・・

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