見出し画像

白雪姫と南の森の仲間たち、とパンダ Vol.3

-南の森の仲間たちは、西の白雪姫に連れられて、樹樹なシンデレラに会いにいく-

第3章「経営指針書成文化と実践の手引き」

「よしっ!お昼ごはんも、しっかり食べたし、がんばるぞ。
経営指針書見つけなきゃ!」

白雪姫は、気合いをいれました。

本と書類の山を丁寧に整理しながら
探していると懐かしい本が出てきました。

経営指針書成文化と実践の手引き

経営指針実践塾を受講したときに、
赤ペンとマーカーをたくさんひいて勉強した本です。

はじめは、さっぱり分からなかったけれど、
受講するうちに、だんだん分かってくることもあって、
心がどきどき、わくわくしたことを思いだしました。

白雪姫は、本を開きました。

「あ、そうそう、第3章がすごく大事だった!」

第3章「経営理念」
① 経営理念とは
② 経営理念の役割
③ 経営理念のつくり方
④ 経営理念を外部に発信しよう

経営指針書成文化と実践の手引き 26pg

経営理念とは、
事業計画を行うにあたっての
経営の価値判断の基準となる
根本的な考え方を表明したもの
企業の目的は何か。
何のために経営を行うのか。
どのような会社を目指すのかなどを
のべたもの

「うんうん、だから、ミッションステートメントなんだよね!」

「ミッション」「ビジョン」「バリュー」と経営理念
・ミッションとは、「使命、重要な任務」
・ビジョンとは、「未来像、夢」「ミッション(使命)が実現した姿」
・バリューとは、「価値観」「判断基準」「行動指針」
経営理念の二つの要素
・目的理念ー企業のあるべき姿、社会に対する存在価値を明らかにする
・行動理念ー目的理念を実現するための全社員共通の基本姿勢、行動基準を明文化したもの

「ええと、だから、経営理念には二つの要素が必要で、
目的理念がミッションの部分、行動理念がバリューの部分。
使命を表明する「ミッション」と、価値判断の基準を表明する「バリュー」
この両方の視点が必要」

この経営理念とビジョンを確立することができれば、経営の機能の重要な要素が出来上がったと言っても過言ではありません。

「おおおー!経営理念ってすごい!
そういえば、ドラッカー先輩の書物には
”企業や組織の最大の課題は、社会的な正当性の確立。
価値、使命、ビジョンの確立が最も重要。
それ以外のことは、全部アウトソーシングできる”

って書いてあったなぁ」

経営とは
環境変化を把握し、継続的・計画的に
社会に役立つ事業を遂行する組織

理念とは
物事に対して、こうあるべきだという根本的な考え
理性により立てられる最高の概念
つまり
こうありたいと考える根本的な価値判断の基準

経営理念の意味まとめ
継続的・計画的に社会に役立つ事業を遂行する組織として、
根本的な価値判断の基準を表明したもの

じっくり読んでいるうちに、とっぷり日が暮れていました。
「もうこんな時間」
カーテンを閉めようとして立ち上がると、
本棚に体をぶつけてしまいました。

「いたたたっ。また、やっちゃった」
白雪姫は、ぶつけた肩をさすりました。

パサっ

後ろで何か音がしました。
ふりむくと、見覚えのある冊子が床に落ちていました。

「きゃっ!わたしの経営指針書!」

こうして、白雪姫は無事、経営指針書を探し出すことができました。

続きは、多分、また明日。

附録 ドラッカー先輩

ここから先は

0字

¥ 300

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?