白雪姫と南の森の仲間たち、とパンダ Vol.3
-南の森の仲間たちは、西の白雪姫に連れられて、樹樹なシンデレラに会いにいく-
第3章「経営指針書成文化と実践の手引き」
「よしっ!お昼ごはんも、しっかり食べたし、がんばるぞ。
経営指針書見つけなきゃ!」
白雪姫は、気合いをいれました。
本と書類の山を丁寧に整理しながら
探していると懐かしい本が出てきました。
経営指針実践塾を受講したときに、
赤ペンとマーカーをたくさんひいて勉強した本です。
はじめは、さっぱり分からなかったけれど、
受講するうちに、だんだん分かってくることもあって、
心がどきどき、わくわくしたことを思いだしました。
白雪姫は、本を開きました。
「あ、そうそう、第3章がすごく大事だった!」
「うんうん、だから、ミッションステートメントなんだよね!」
「ええと、だから、経営理念には二つの要素が必要で、
目的理念がミッションの部分、行動理念がバリューの部分。
使命を表明する「ミッション」と、価値判断の基準を表明する「バリュー」
この両方の視点が必要」
「おおおー!経営理念ってすごい!
そういえば、ドラッカー先輩の書物には
”企業や組織の最大の課題は、社会的な正当性の確立。
価値、使命、ビジョンの確立が最も重要。
それ以外のことは、全部アウトソーシングできる”
って書いてあったなぁ」
じっくり読んでいるうちに、とっぷり日が暮れていました。
「もうこんな時間」
カーテンを閉めようとして立ち上がると、
本棚に体をぶつけてしまいました。
「いたたたっ。また、やっちゃった」
白雪姫は、ぶつけた肩をさすりました。
パサっ
後ろで何か音がしました。
ふりむくと、見覚えのある冊子が床に落ちていました。
「きゃっ!わたしの経営指針書!」
こうして、白雪姫は無事、経営指針書を探し出すことができました。
続きは、多分、また明日。
附録 ドラッカー先輩
ここから先は
¥ 300
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?