白雪姫と南の森の仲間たち、とパンダ Vol.11
-南の森の仲間たちは、西の白雪姫に連れられて、樹樹なシンデレラに会いにいく-
第11章 「途中下車の旅」
ゴチッ!
「痛っ!イタタタタっ,,,,,,!」
白雪姫は、Macbookに思い切りおでこをぶつけてしまいました。
「わたし、居眠りしてたんだ」
ふっくんとメッセージのやり取りしたあと、課題をしようと思って
Macbookひらいたら、急に眠くなっちゃって。
白雪姫は、記憶をたぐりよせました。
「すっごくリアルで、とっても楽しい夢を見てた気がするんだけど、何だったんだろう?思い出せない。林檎の魔法かな?」
白雪姫は、Macbookを閉じると、汽車の窓から外の景色を眺めました。
ゴトゴトゴットン、ゴトゴトゴットン。
汽車はゆっくり、ゆっくり、南の森に向かって走っています。風に吹かれながら、ぼんやり窓の外を眺めていると、アナウンスが聞こえました。
「次は、ココ駅、ココ駅。お降りのお客さまは、お忘れ物のないようお気をつけください」
「わぁ!もうココ駅に着いちゃう。わたし降りなきゃ!」
急いで荷物をまとめ、ポケットから一枚の紙を取り出しました。
途中下車の旅の計画書です。
「びっくりポン!途中下車の旅。ワクワクドキトキ・サプライズ大作戦!」
声に出して読んでみると、気持ちが急上昇。ワクワクドキドキ、心がはずんできました。
ー楽しい計画で頭がいっぱいの白雪姫、課題をする時間はあるのでしょうか?どうする?白雪ちゃん?ー