白雪姫と南の森の仲間たち、とパンダ Vol.5
-南の森の仲間たちは、西の白雪姫に連れられて、樹樹なシンデレラに会いにいく-
第5章「走る、走る」
「ふぁぁ〜!間に合った!」
原っぱや、坂道をかけおりて、
白雪姫は無事、駅にたどりつきました。
出発まで、まだ少し時間があります。
「そうだ、やーくんに電話しよう!」
やーくんは、経営指針実践塾を一緒に受講した仲間です。
お父さんの後を継いで自動車販売のお仕事をしています。
最近は、自分で新しいお仕事もはじめました。
「こんな仕事があったら、とっても助かる人たちがいるんじゃないかな?」
と考えてはじめたと聞きました。
やーくんのねらいは、ばっちりで、
たくさんの人がよろこんで、嬉しい気持ちになりました。
やーくんの考えた新しいお仕事は、
”みんなを元気にする新しいお仕事コンテスト”で金賞を受賞しました。
「とっても素晴らしいアイデアだね。
これからも頑張ってね、みんなで応援してるよ」
と、ゆうゆう会の会長さんから表彰を受けました。
やーくんは北の大地に住んでいますが、
最近は、あちらこちらでお話し会の依頼があり、
忙しく飛び回っている様子です。
りーんりんりんりん
「もしもし、やーくん、久しぶり。元気にしてる?」
「おー!白雪ちゃん、久しぶりだね。最近どうしてるの?」
「実はいま、南の森に向かってるの。更新の会を受講するんだよ」
「ええっ!白雪ちゃんが!?それは、びっくり。すごいねぇ。どうした風の吹きまわし?」
「んー、それは、まぁ、いろいろと。ふふっ」
「まぁ、白雪ちゃんは、ぶっ飛んでるからね、なにがあったとしても、驚かないよ。あはは」
「えー!そうなの!?」
「あっ、白雪ちゃん、ごめん、もうそろそろ行かないと、お話し会に呼ばれてるんだ」
「うん、分かった。気をつけて、いってらっしゃい!」
「白雪ちゃんもね!そうそう、頑張りすぎて倒れないように気をつけてね!じゃあね」
やーくんは、とっても忙しそうです。でも、いきいきして、元気なそうな声を聞いて嬉しくなりました。
経営指針実践塾を卒業した後に、やーくんと、みっくみっくと3人で、
焚き火を囲んで、遊んだことを思い出しました。
楽しかったなぁ。また、みんなで遊びたいなぁ。
フォーン、フォーン。
駅に汽車が、近づいてきました。
南の森へ、いよいよ出発です。
附録 やーくんのモデル
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