はじまりとおわり
今日は先に結論というか感じたことを言ってしまおう。
はじまりがあることには必ずおわりがくる。
おわりがくるからこそ、新しく何かが始まる。
終わりがなければ始まらないこともある。
始まらなければ終わることもない。
なんて複雑なんだ。
はじめることはすごい良いことのように感じる。
なにかをリスタートするような。
でも、終わりがなければリスタートもできない。
私は何かをはじめることにすごく臆病なんだ。
だっていつかは終わりがきてしまうんだもん。
生と死と同じで、命はいつか終わってしまう。
私は終わりというものが怖いのかもしれない。終止符を打つことが苦手なのかもしれない。
ここでのはじまりとおわりは、仕事や勉強のこととかではないということを念頭においてください。
私は新しく、人と親密になる関係を作ることがこわい。はじめてしまうと、きっといつか何かで終わってしまうから。だから距離をとり、はじまらないようにしてしまう。
性別も年齢も関係ない。仕事関係も違う。
何かがきっかけで出会って、お互いの話をして、少し踏み込んだ話をする。すでに信頼関係は少し結ばれていて、ただの知り合いからステップアップしそうなとき、怖くなってしまうのだ。
友だちだって、結婚したり環境が変わったりで疎遠になりいつかフェードアウトしたりしてしまう。
恋愛こそ、はじまれば終わりはフェードアウトどころでなくはっきりと終止符が打たれる。
はじまったときの心の温かさが10だとすると、終わりが来た時はその10倍以上心がさむくなってしまう。
きっと、私の性格的な問題だと思うけど。
そのせいで壁を作ってしまう。
飲食店にあるパーテーションみたいな壁。
透けているから見えている。だが声が届かない。
そんな感じで、誰に対しても薄いクリアな壁を作る。踏み込んだ話をしても、全てを曝け出すことはできず。
結果、終わりを迎えてしまうことが多い。それも悲しみながら。
はじまりっていいこと、終わりもいいこと。
でもそれを、どちらも素直に
よかった。
って、記憶の中に少しでも淡い優しい色で残せるように。今日も少しずつはじまりを探してはじめようって思う。
はじまりが白なら終わりは黒
ではなくて、
はじまりも終わりも白であるように。