燕游舎・スワロー亭

本や各種印刷物などの企画・編集・執筆・デザインをはじめ、いろいろ制作をおこなう燕游舎(えんゆうしゃ)と、燕游舎が運営する古本屋スワロー亭のnoteです。

燕游舎・スワロー亭

本や各種印刷物などの企画・編集・執筆・デザインをはじめ、いろいろ制作をおこなう燕游舎(えんゆうしゃ)と、燕游舎が運営する古本屋スワロー亭のnoteです。

最近の記事

思いがけないギフト

スワロー亭の二人はともに小布施まちづくり委員会というところに参加している。同会はごく簡単にいうと、町民を中心としたボランティアまちづくり団体のようなものだ。町とパートナーシップ協定というものを結んでおり、町、議会、同会の3者が情報交換し、知恵と力を出し合って住みよい楽しい町をつくっていこう、ということで16年前に結成されたという。町へ越してきて間もないころ「入りなよ」とお声がけをいただき、「はい入ります」となにも考えずに入った会で、辞める理由もきっかけもないのでかれこれ11年

    2022.11.26 音の津々

    思いがけず2022年後半、店は催事の多い状況。 8月8日、加藤シモンさんとOkikaさん、スワロー亭奥田のコラボによる「はてしなきひょうたんがワープする夜」。 9月3日、葛目絢一さん、和田史子さんをお招きしてのホーメイライブ&ワークショップ。 9月19日、「やっぱりカレーだねフェス」に絡めたSui Nacazimaさん、鈴木彩華さんとの「なんちゃってインド音楽」。 10月22日、青空亭のお二人(チャンキー松本さん、いぬんこさん)と、急遽のご出演をおねがいした西本さゆり

    2022.11.26 音の津々

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    ドクショノキロクその7『終止符のない人生』反田恭平(幻冬舎)

    ドクショノキロクその7『終止符のない人生』反田恭平(幻冬舎)

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    ドクショノキロクその6『オブジェを持った無産者』(赤瀬川原平、河出書房新社)

    ドクショノキロクその6『オブジェを持った無産者』(赤瀬川原平、河出書房新社)

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    ドクショノキロクその5『戦争と農業』藤原辰史(集英社インターナショナル)

    ドクショノキロクその5『戦争と農業』藤原辰史(集英社インターナショナル)

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    ドクショノキロクその4『共有地をつくる わたしの「実践私有批判」』平川克美(ミシマ社)

    ドクショノキロクその4『共有地をつくる わたしの「実践私有批判」』平川克美(ミシマ社)

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    ドクショノキロクその3『海をあげる』上間陽子(筑摩書房)

    ドクショノキロクその3『海をあげる』上間陽子(筑摩書房)

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    ドクショノキロクその2『共鳴力』宮嶋望(地湧社)

    ドクショノキロクその2『共鳴力』宮嶋望(地湧社)

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    ドクショノキロクその1『思いがけず利他』中島岳志(ミシマ社)

    ドクショノキロクその1『思いがけず利他』中島岳志(ミシマ社)

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    スワロー亭のこと(24)土禁の古本屋

    土禁の店といったらどんなところだろうか。 飲食店には入口で全員が靴を脱ぐことになっている店も少なからずある。馴染みの薄い土地で、旅先で、「どこかでご飯を食べようか」という話になって、当てもなく歩いた道沿いにちょっといい感じの店を見つけて「行ってみようか」と扉をくぐった瞬間、靴箱が並んでいるとちょっと「うっ」となる。そんな日に限ってレースアップブーツなどを履いていたりして「しまった」と思う。数人で連れ立っていたら「自分は時間がかかるから、どうぞお先に上がってください」というこ

    スワロー亭のこと(24)土禁の古本屋

    スワロー亭のこと(23)いろいろつくる

    燕游舎およびスワロー亭をやっている奥田と中島はそれぞれ、店の運営以外のところでやっていることがある。奥田は学生・会社員時代から音楽活動をしており、ライブなども多数経験している。30年くらい前から瓢箪を種から栽培して実を収穫し、それを楽器にして演奏するという活動も続けている。石でハンコを彫ることもある。中島は取材・執筆や本などの編集をやっている。絵も描くし消しゴムハンコも彫る。機械には弱いが写真も好んで撮るし木彫りや縫い物もやる。スワロー亭の看板や店内表示、会計用のトレーは中島

    スワロー亭のこと(23)いろいろつくる

    スワロー亭のこと(22)本屋増殖

    すでに述べたと思うが、2015年にスワロー亭を開店したとき、小布施町内にはほかに本屋がなかった。本を売っている店はあったが、飲食店の一角に書籍コーナーがあるなどのスタイルであり、本をメインにあきなう店ではなかった。古本屋とはいえスワロー亭は小布施で唯一の、広義における本屋となった。 2015年以前はどうだったのか。 小布施にもかつて本屋があった。 中島の記憶にあるかぎりでは長野電鉄小布施駅前にあった平安堂が、当時としては町内唯一の本屋だった。 平安堂といえば長野県内で

    スワロー亭のこと(22)本屋増殖

    スワロー亭のこと(21)古本、新本

    スワロー亭は古本屋として始まった。 扱う商品は古本がメイン。 それ以外に開店当初から扱っているのは、快晴堂の洋服。こちらは古着ではなく、すべて新品。開店前に、快晴堂の社長とのあいだで取引の相談がまとまって、見繕いによる商品を受け取っていた。だから開店と同時に快晴堂の洋服は店頭に並んでいた。 もうひとつ、当初から取扱アイテムだったのは、小布施町内の出版社である文屋の本。奥田はデザインで、中島は執筆・編集で文屋の本の制作に携わってきた経緯があり、その流れで置かせていただくよ

    スワロー亭のこと(21)古本、新本