部活の記憶(パラドクス自己解説・その9)
『パラドクス研究部の解けない謎のナゾとき』は、そのタイトル通り、部活を舞台にしている。
僕の人生において、部活という存在・概念は実に大きいものである。
そんな記憶を語りたい。
中学生のとき、文系の小さな部活に入った。
三年生の先輩はおらず、二年生の先輩が二人、僕ら一年生は六人ほどいたが幽霊部員もいて、最も真面目に出席していたのが僕だった。
ひと部屋の部室が与えられ、放課後だけでなく、昼休みなどにもよく行っていた。
部室には先輩二人と僕だけ、というシチュエーションもよくあった