時を操る、祈る。
リバイバル上映していた「リバー、流れないでよ」を観た。下北沢トリウッドという小さな箱に、私と、おじ様が1人。ほぼ貸切。
そういえば、私がヨーロッパ企画作品を初めて観たのも下北沢だった。
本多劇場、知り合いに連れて行ってもらった舞台「来てけつかるべき新世界」の東京楽日。SF作品であるものの、声を出して笑うくらいユーモアに溢れていて本当に面白かった。
("面白い"という言葉はいかにも在り来りだが、私の語彙力ではこれが限界なので悪しからず。)
「リバー、流れないでよ」
京都の老舗料理旅館で、2分間をループしてしまうストーリー。2分経つとまた同じ場所に戻り、同じ2分を繰り返す。
故に、同じ光景のシーンが86分間繰り返される訳だが、驚く程に飽きがこない。
むしろタイムループという非科学的現象にもかかわらず、何故か受け入れと飲み込みの早い登場人物たちによって、ストーリーは笑いを交えながらテンポよく展開される。
登場人物それぞれの想い、恋模様、苦悩。2分という短い時間の繰り返しを通して少しずつ垣間見え、
最後に繋がり、観終わったあとには温かい気持ちに満たされる。
くるりが歌う主題歌「Smile」
全てが解決して日常が戻った瞬間流れる歌い出しの「あれから時は流れたさ」
優しい気持ちに包まれる素敵な作品、観れて良かった。
ヨーロッパ企画作品、まだまだ沢山観たい。
「リバー、流れないでよ」を観終わり、
スマホの電源をつけたら舞台「カリズマ」の追加販売の情報が飛び込んできた!
今週土曜日、チケット争奪戦。戦います。