『台風１５号』をど真ん中で受ける ということ
おはようございます。
『想・遊・共・育ラボ』楽しく遊ぶ！ayakoです。
子どもをお手本に生きる私のnote。今日もよろしくお願いします。
まさかの事態って、本当に『まさか！』って感じで起きるんですね。
多分・・・ちょっとした『被災者』になったのです。
今まで私がそういう方達に思っていた気持ちが、いかに上部だけの共感だったのか、よくわかりました。
そして、きれいごとを並べてただけでした・・・。
事実がわからないと不安は広がる増幅する。
「雨がやばい・・・」
ってPG(夫）からのLINEを受け、雨雲レーダーを見ました。
私の住んでいる静岡は、このような（写真）感じで雨が降ってたのです。
これが噂の『線状降水帯』というやつらしいですが、そこのピンポイントに私も大切な人もみんな住んでいるのです。
SNSでは、友達の車が水に浸かってる画像、川が氾濫してる動画、停電情報。
いろいろ情報が入ってくる。どうなってるんだろう？？
見えないものに広がる不安。
そうなんです。
私はどこにいたか？？と言いますと仙台から高速バスで帰路に向かっていました。
実際の様子が全くわからないままでした。
そして、朝の５時半東京につきました。
この雨で、もちろん交通網にも支障が・・・
新幹線 東名 JR 。全部とまってる。
『12時頃に再開予定』とホワイトボードに書いてあります。
どう過ごしていいか？？わかりません。
静岡に近づいた方がいいのか？？それとも東京にいた方がいいのか？？
東京駅は、早朝にもかかわらず『人』だらけ。
（これがよくテレビで見る光景）
みんな困ってる。
SNSでも、夜が明けてからの台風の状況がどんどん拡散されて、不安がってる。
私は見えないからこその、妄想で勝手に不安が広がる。
家族は大丈夫かな？？と連絡をしても、誰にも家族には繋がらない事実にあたふたしている。
生きていることがわかると安心する
東京駅には、いられず『三島』まで移動してきました。
駅のホームに流れ着くたくさんの人。
ここから復旧までここにいる。
家族に15分おきに電話しても繋がらない。
見えない ということはこんなに不安なものなのか？？
誰かとこの気持ちを共有したいけど、みんなスマホを見ています。
私もスマホを見てる。話しかけづらい雰囲気。
みんな自分の世界にいるしかなかった。
そんな時に、グループラインのやり取り、zoomのやりとりで『気を紛らわす』。
誰かとの繋がりを感じられることがものすごく救いの時間でした。
10時頃、やっとPG（夫）から折り返しの電話がきたのです。
彼は寝てたらしい（イラッとしました）
・停電してる
・実家に行ってくる
・スマホも繋がらない場所がある
・夜中にしていたスマホは、全く充電されていなくて・・・もう充電が切れる。
と報告を受け、やっと誰に電話かけても繋がらない事実を知りました。
とりあえず、PGが生きていてよかった・・・。
大袈裟かもしれませんが、本当にそう思ったのです。
当たり前って当たり前ではないからこそ
12時頃、やっと電車が動き出しました。
「新幹線がきます。」
とアナウンスが入った時、「よかったー」と思わず声が出て、隣の人と微笑み合う。
みんな不安だったんです。私だけではなかった。
新幹線の中でも、スーツのおじさまと話をして
「やっと動き出しましたなー」「あんたは何時間待ったんだい？？」
「僕は、新幹線で寝泊まりしましたよ」
とか
お向かいにいた爽やかな男性が
「４・５時間何もやることがないって結構特別ですよね」
という話になり、
この人はすごいポジティブな人だ！！と驚いたり。
安心したからこそ話ができるのです。繋がれるのです。
静岡駅に着くと、お店は閉まっていて、水浸し。
みんなが一生懸命働いていました。
信号も動いていないので、大きな道路を渡るのが怖かったです。
実家までの約20分、通常営業できる店、できない店。
みんなお互いの確かめながら働いてしました。
ご近所同士で、声を掛け合ったり・・・そういう光景を見ることが多く。
いつもとは違う感じを味わいながら・・・
14時実家に着くと、ちゃんと母も父も笑っていました。
兄家族の生存も確認。
ホッとしていると、停電も解消されました。
父と拍手し合う。
多くの人がすごく急ピッチで『復旧』活動をしてくれた。感謝です。
今ここにいることができるのだと感じた時間。
当たり前は、本当に当たり前でなく。
一瞬で崩れる世界。
でも、そのおかげで今まで感じなかった感覚を感じることができました。
畑が全滅になる
家に帰るとPG（夫）からのメモがありました。
１５時頃帰宅したら電話がかかってきて・・・
「畑が全部流れた」
「何にもない、小屋も野菜も流されちゃった」
とのこと。
収穫間近の里芋 も さつまいも も PGがもうすぐ完成させるはずだった小屋もみるも無惨な状態になっていたそうです。
師匠たちの畑も同様な状態。
「オレは、もう無理だと思ったんだよ。今まで一番ひどいって、いうし。でも、耕運機を土から掘り出して、今業者さんにおいてきた。師匠たちは、やる気！すごいよなぁー」って。
私は、悲しいを感じたいけど、現場を見るとそんなことを思ってる状態ではなくなるそうです。
今から見に行く予定。怖いな。きっと泣きたくなるだろうな・・・。
最後に・・・
長々と記録を読んでいただきありがとうございます。
今まで、ニュースでそういうことが起きた時、やっぱりどこか他人事でついつい言っていた・・・
「自然ってすごいよね」「しょうがないよね」
って。
私は、その言葉の前、このどうしようのない悲しさ とか 怒り とか でもすごく感謝もしてるんだ。
という全部の気持ちを誰かに聞いてほしい。
そしたら、きっと励ましも、応援も素直に受け取れる。
「それは悲しかったよね」
「大変だったね」
「一緒だよ」
こういってもらえるだけで、どれだけ人は安心することができることか・・・。
無理やり気持ちを切り替えることもできるけど、今湧き出てくる気持ちに素直でい続けたいと思う 共に、そんなことも言ってられずにとにかく『復興』するための活動をしなければならない時もあります。
その時は、止まってる場合ではない。
体を頭を拭く稼働させるのです。
当たり前が当たり前ではないことの実感した私。
また、見える世界が変わる。ここからの言動も変わります。
今を生きるって、すごいことなのです。
自分を怠けてる場合ではありませんね。
関わりを遠慮している場合でもありません。
今日があることは当たり前ではありません。
だからこそ『生きる』のです。
今もなお、この台風の影響で普段通りの生活に戻れない人がいらっしゃいます。
早い復旧そして、体調に気をつけてお過ごしいただければと思います。
新しい朝は、希望の朝。
今日も素晴らしい1日へいってらっしゃーい。
また明日。
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