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【「有機」「オーガニック」表示、宣伝について 】
有機とかオーガニックという言葉、
けっこう聞くと思いますが、
定義と実態は以下のとおりです。
●「有機」、「オーガニック」と表示できるのは、
「有機JAS認証」とった農作物のみ、です。
有機JASの認証を取るにはおカネもかかるし、
2-3年無農薬が義務ですが、
やむを得ない場合は、天然物由来などの
農薬約35種類、商品名で100以上の使用を
認めています。
だから、有機=無農薬ではありません。
ネギコガ(蛾の幼虫)の被害を受けた家庭菜園ネギ ↓↓↓
●私の知人は、有機農業の研究会の司会をするなど
地域の中心人物と見られます。
自らも、○○町で有機農業やってますと自己紹介してます。
それでいて、りんごは、普通に農薬使ってますという。
これって、優良誤認広告に相当しませんか?
実際、生育期間の短い葉物野菜では、
有機や無農薬でできる例も
ありますが、
りんご、桃などの落葉果樹では、
年中、樹が外気にさらされているので、
有機や無農薬は大変むずかしいのが現状です。
ネギコガの蛹 ↓↓↓
●長野県では、「有機JAS」とは別に、慣行農業に対して、
農薬を減らし、化学肥料を減らした農業者に対し、
信州の環境にやさしい農産物認証制度もあります。
他の県でも特別栽培農産物という制度があります。
県ごとに多少基準が異なりますので、
それぞれの県におたずねください。
あとは、自称有機、自称オーガニックです。
以上、今日は短めにしときます。