多すぎる認知症薬のニュース。
認知症薬のニュースが非常に多い。門外漢であり、沈黙していたが、一応、自腹で購読している新聞の紙面なので、ささやかでも、コメントする権利はあるだろう。
7月18日 夕刊。
米イーライ・リリーの認知症薬 米、年内に承認可否判断 - 日本経済新聞 (nikkei.com)
7月15日 朝刊。
エーザイの認知症薬、自宅注射可に - 日本経済新聞 (nikkei.com)
しかも、専門性の高い話をかなりの頻度で日経が報じている。
もちろん少子高齢化が進んでくればその帰結として、認知症薬のマーケットが開けてくるのは想像がつく。頻繁に新聞の一面を割いて報じるようなニュースかというと疑問が残る。
さらに上記にリンクを貼った7月18日の記事の中では、以下のように述べられている。
「認知症薬で懸念される副作用については、○○(注: 薬の名前)を投与した患者の24%に脳の腫れ、31.4%に脳出血が見られた。同社は治験に参加した3人が副作用の影響で死亡したとも明らかにした。」
(日経 7月18日 夕刊より抜粋。ゴシックは筆者による。)
薬理機構を議論する以前に、3、4人に1人重篤な副作用が見られるというのは、普通に怖い。
以上。
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