書くことについて(スティーブン・キング、小学館文庫)
書くことに纏わる一節。
洋の東西を問わない書くことに纏わる真理だ。
p358。
(中略)書くことの恩恵はこれまでと同様にお大きい。それは私の人生をより輝かしく、より楽しいものにしてくれる。
ものを書くのは、金を稼ぐためでも、有名になるためにも、もてるためでも、セックスの相手を見つけるためでも、友人をつくるためでもない。一言で言うなら、読む者の人生を豊かにし、同時に書く者の人生も豊かにするためだ。立ち上がり、力をつけ、乗り越えるためだ。おわかりいただけるだろうか。幸せになるためなのだ。(中略)あなたは書けるし、書くべきである。最初の一歩を踏み出す気があればら書いていける。書くということは魔法であり、全ての創造的な芸術と同様、命の水である。
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