お盆です。迎え火の後で虫に乗ってお客さんが来ました【エッセイ】
お盆休みに帰省しました。
色々なエピソードもあるのですが、それは別のアカウントで公開していきます。
妹、その旦那さん、甥っ子+寝たきりの父、そしてわたしで迎え火をしました。
そう云えば、地方によってお盆の日も違いますし、いわゆる飾りも違うんですね。
子供の頃から目にしていた、自分ちルールみたいなのが、世間共通のお盆の儀式なんだと思っていました。
例えば、送り火を焚いたら三回またぐ、とかって、あなたもやってますか?(なぜか問いかけ)
あと、キュウリとナスはこんな風に飾り付けをしますか?
耳には小さな葉っぱ、目にはマッチの先っちょ、モロコシの毛が尻尾になっています。あと、茹でていないうどんの麺がなんだか乗っかっています。
高校時代にこれを見た地元の友人が、こんなの見たことないと驚いていました。
話がそれてしまいましたが、
この言い伝えも地方によって違うかもしれません。
亡くなった人の魂は虫に乗って帰って来て、虫に乗って戻って行くので、お盆期間は虫を殺してはいけない。というもの。
どなたか同じルールの方いますか? ( って、またしても問いかけ )
そんな迷信を信じてみたくなった2023年のお盆。
先ずは漆黒という言葉がピッタリな見たことがない虫が父の寝ている介護ベッドに飛来しました。
完全に黒いインク?みたいなのがあるって以前テレビで観たことがあるのですが、まさしくそんな感じ。
父もこの虫は初めて見るそうで、なんて虫かは分かりませんでした。
そして、次に飛来したのがこちら。
ブンブン音を立て部屋中を元気に飛び回ったこちらの虫、わたしはコガネムシかと思ったのですが、甥っ子曰く「 ハナムグリ 」だそうです。
違いは分かりません。
話が遠回りしてしまいましたが、
真っ黒な虫が母、ハナムグリが母方の伯父が乗ってきたんじゃないか。
なんて思ってしまいました。
決して派手でなく、それでいてお洒落で珍しい感じが好きな母。
少年サッカーのコーチを長くをやっていた活発でスポーツマンな伯父。
それぞれが乗るのにピッタリな虫だった気がしました。