さすらいのメンター

2001年に商工会議所で経営相談や総務職を経験後、伝統工芸を活用した事業で2015年に起業。事業をスケールさせる難しさを痛感し、16年12月にアクセラレーターに参画、19年4月に法人を設立して再度起業。通算で1,000件を超えるメンタリングを経験し昨年度の登壇は30回を超えた。

さすらいのメンター

2001年に商工会議所で経営相談や総務職を経験後、伝統工芸を活用した事業で2015年に起業。事業をスケールさせる難しさを痛感し、16年12月にアクセラレーターに参画、19年4月に法人を設立して再度起業。通算で1,000件を超えるメンタリングを経験し昨年度の登壇は30回を超えた。

最近の記事

起業は、自分の社会的存在価値を探すための冒険なのかも知れない

前にも書きましたが、フランスの哲学者、ジャン=ポール・サルトルは世の中のあらゆる物は役割をもって生まれてくるけれど、人間だけは存在が先に来る、つまり自分で役割を探さないといけないと言っています。 そのために必要な事が、社会に主体的に関わること、仕事とは、世の中に自分の価値を見出すことなのです。しかしながら、自分のことは自分だけではわかりにくいもの、なので人とたくさん話したり、失敗を重ねながら自分の役割を見つけていきます。起業は、その最たるものだと私は思っていて、どんなに勉強

    • 5/22(水)「起業のタネを探す」ワークショップを開催

      だいぶ投稿をサボってしまいました…3月末でアクセラレーターを退職し、4月3日には法人の登記が完了、無事に独立して、自分の事業として情報を発信する事が出来るようになりました。 これまでの経験や、今後の活動が、この記事を読んで頂いた方のお役にたてましたら幸いです。 まずはイベントのページを https://entertain20190522.peatix.com/ 全ての方が起業に向いているわけではない、でも今の仕事や生活に若干のもやもやを感じる…もっと自分の価値を発見できる

      • 3つの課題

        課題には大きく分けて3つあると思っています。 1つは「自分の課題」 2つ目は「周りの方の課題」 3つ目は「市場の課題」 です。 私が考えたわけではなく、教えてもらった事でもありますが、しっくり来ると思います。 このうち、スタートアップとして最も取り組みやすいのは「自分の課題」です。 自分の課題とは、自分がユーザーであること。自分が困っていることが何とかならないのか…と常日頃考えていることなので、自分事として取り組む事ができます。 イヤホンのコード、絡まるけど何とか

        • 課題を見つけることの難しさ

          ビジネスの最小単位は課題とリソース、という話を以前書きました。そして先にリソースの方、つまり自分の提供価値は何かといった話を一つ前にいたしました。 さて、起業するにあたりここからが難しいところです。 「あなたの提供価値をもって解決できる課題は、お金を払ってもらえることなのか?」という問題です。 これだけ豊かな時代に、わざわざお金を払ってでも解決したい事は、意外と少ないものです。 水は水道水でもいいわけだし、贅沢しなければ一日1,000円で過ごす事も出来るでしょう。 でも、

          提供価値=分け与えられること

          一つ前の、課題とリソースの話は少しわかりづらかったかも…と反省。 WEBは、すぐに書き換える事も消すことも出来る世界だけど、あえて残して後でまた差分含めてブラッシュアップ致します。 今日は上記の「リソース」にも関係しますが、少し上位の概念を考えます。 そもそも人はなぜ働くのか?誰もが一度は考えたことがあると思います。 それは、私は「分け与えること」だと思っています。 人間は自分が食べる以上に、獲物をとってしまう。 他の動物は自分の分だけなのに、これは何でだろう? それは

          提供価値=分け与えられること

          ビジネスの最小単位は「課題」とそれを解決できる「リソース」

          昔、といっても年代によるかも知れませんが、テストで左側に書かれたものと、右側に書かれたものを線で結ぶ、というものがあったのではないかと思います。 自分がどういうビジネスに向いているか考える際に、こんな考え方をお伝えする事があります。それが「課題」と「リソース」です。 例えばよく地方で見かけるのは、その土地の良いところ、特産をつかった商品だったりします。仮に「柚子のジャム」としましょうか。 まずその土地の柚子について良いところを書き出していきます。 ・たくさん採れる ・無

          ビジネスの最小単位は「課題」とそれを解決できる「リソース」

          アンガージュマン

          今年のテーマは「アンガージュマン」 昨年あたりから、セミナーでちょいちょい出してるフランスの哲学者、サルトルから学びました(^^ これまで商工会議所でつながった人、伝統工芸士さん、スタートアップな人、たくさんの方に出会って、そもそも自分が何に魅力を感じているのか…いろいろ内省した結果これだと思った。 アンガージュマンについては「政治や社会の問題に進んで積極的に参加していくことをさすことば」など、いろいろ書かれているみたいだけれど、 このフレーズ 「時代や状況に束縛され

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          さすらいのメンター

          乾坤一適… 正しい乾坤一擲(けんこんいってき)の意味は、乾坤(天地に)一擲(ひとつのサイコロを投げる)つまり運を天に任せるような意味をもっています。 起業は、とてもリスクが高いものである、と多くの方は思っているでしょうし、実際にスタートアップと呼ばれる起業家の生存率(2年以上事業を続けられるかどうか)は2割未満というデータもあるようです。 リスクをとってまで、世の中に新しいことを生み出そうとしている人たち、その成功率がなぜそんなに低い数字なのか… 自分も失敗側の人間であ

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