幻碌三文オペラ
この夏、藤枝の劇団「Z・A」とのコラボ演劇「幻碌三文オペラ」を上演します。タイトルからわかる方も思いますが、ベルトルト・ブレヒトの古典戯曲「三文オペラ」を下敷きにしています。
貧民街で自由に生きる色男と、彼に恋した娘、その両親と貧民街の人々。浅ましくも気高い生き様を描いたと言うことで、何度となく公演が行われて来た作品です。
もともとは、「Z・A」の主催である木田さんから「なんかうちでやって」という申し入れがあったんですね。最初は「何酔っ払ってんだろうこの人」と笑って流してました(その節はごめんなさい)。
でもその後「モリタート」を聞く機会があって、ふと昔見た三文オペラを思い出したわけです。宮本亜門さんの演出で主演は三上博史
印象は
すげー長げー!
3時間以上あったかな? とはいえ演出や効果はかなり刺激的で、こういう世界があるのだなー。と感心したのを覚えてる。登場人物の中にデーモン小暮閣下がいたために、キャスト全員が白塗りになったと言う(理由かどうかは不明ですが)なかなかイカレた内容でございました。
その主人公であるメッキ・メッサー(マック・ザ・ナイフ)ってのは、とにかく女たらしで畜生なひどい男なんです。なのにどこか憎めない。そんな人たらしな色気のある男か…と考えていたら、木田さんが浮かんだわけですね。
と言うわけで、逆にこちらが「やりたい!」という勢いになりお願いしたわけでございます。
静岡西部と中部の劇団。やり方も個性も違う2団体と言うことでプレッシャーも当然あるわけですが、稽古は楽しく進んでいます。いい意味での新しいエンターテイメントがお届けできれば幸いですね。
と言うわけで、みなさんどうぞお楽しみに!
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