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『Silent』第10話ーまた何も伝えずにいなくなるのは許さない
すごく濃くてクスッと笑える和やかな場面で気を抜いていたら急降下もしたそんな10話でした。
※以下ネタバレあり。
10話で1番印象的なシーンはやっぱり春尾と奈々の居酒屋のシーン。すごく素敵だったし8年間お互いがそれぞれ過ごしてきた年月が本当にプラスに働いてて奈々も言ってたけど正に『大人になったね』だった。
様々な経験を経たからこそ今はお互い落ち着いて話せて少し余裕も感じた。
そしてなんと言っても春尾のこのセリフ
手話はコミュニケーションの手段でしかなかった。
言葉の意味を理解する事と
相手の思いが分かるって事は違った。
桃野さんみたいな人は桃野さんしかいなかった。
結局は伝えたいとか
受け取ろうとかそういう気持ちがあるかどうかなんだと思う。
ぐっときたなぁ。このセリフ。
これってやっぱりなんでも共通してて、言語が違っても、国籍が違っても、
育った環境が違っても、価値観が違ってもそういう気持ちがあるかどうかで大きく変わってくるなって。私が初めて海外に行って英語が全く話せなかった時も同じ事を思った。「あ、英語ってコミュニケーションの手段でしかないんだな」
どうせ通じないとか、何言ってるかわからないとか、伝わらないって諦めるんじゃなくて、(伝えたい、わかろうとする姿勢の方がよっぽど伝わるし感じる事ができた)
「言語は違っても人間性って顕著にでるんだな、同じだな」って凄く痛感したのを今でも覚えている。本当に性格ってでるんだなって。言語は違っても、『なーんだ同じ人間じゃん』って凄く感じたんだよなー。懐かしい
だから奈々が湊斗に奈々節を思いっきりかましてるの凄く良かった。
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『バカなの?』『バーカ』『バカバカバカバカ』春尾の前でありのままの素をさらけ出せてて、一つの恋愛を乗り越えてまた強くなった奈々。肩の力がぬけてて自然体でなんだかカッコよかった。
そしてやっぱり素敵な湊斗ですよ。
光に「湊斗君は何に幸せ感じる?」っていう質問に
「大きい花束抱えた人電車で見て」
「大事そうに持ってたから大切な人にもらったか、渡しにいくかどっちかだ と思うんだけど」
「そういうの見ていいなーって」
はい。まさにぽわぽわです。きゅんです。ぽわぽわさせられましたよ。
美味しいご飯とか赤ちゃんとか動物って言うんじゃなくて、幸せ感じる例の一つ目にこれ思いつく?なんだかオシャレでロマンチストの片鱗を垣間見た気がするよ。
からの第3話の想の振り向きリベンジができたとこ!最高に胸熱でした。
想!って呼んで、もう二度と振り向いてもらえないってあんなに悲しんでたのに、先に文字を送って気づかせて振り向かせる事に成功して想があの時と同じ笑顔で振り向いた瞬間は本当に嬉しそうでほっこりしたなぁ。
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紬と想に関しては一歩進んだかと思えば3歩下がってるような感覚。
青羽の声が思い出せないとか、声が聴きたい、もう聴けないならまた好きになんてならなきゃ良かった。って。。。言われた紬もキツいしそれをリアルに思い知らされて一緒にいるのが余計に辛い想。本当の辛さなんて本人にしかわからないけれどそれでも諦めたくない恋があるって紬は思っていると願っている。うん。きっとそう思ってるはず。次回の最終話は少しでも幸せな選択をして歩めていたらいいな。そっと静かに見守ろうと思います。