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人生ブランコ10月30日「何故、刑務官になったのか?」

 映画の企画をずっと考えている。
 講談社ラボというコンペがあり、それに向けてのものである。 

 昨日の日記にも書いたが「SNSで元カノを検索してみた」というテーマについて鉱脈があるかもしれない。と思考を深める。恋が再燃するのか?はたまたとんでもないトラブルに巻き込まれるのか?何か事件が欲しくなる。けど、ハタと立ち止まる。元カノを検索するって結婚してたら苗字が変わってるなあと。やはり自分の身に起きたように「元彼を検索する」方が検索しやすいことに気づく。でも女性って過去の男に興味はないとか、女性の恋愛は上書きだ、なんてフレーズも聞く。こうやってドツボにハマっていく。何かありそうだけど、まだ突破口は見えぬ。

 次にふと思い浮かんだのは「死刑制度」だ。あまり知られてないけど世界的には死刑制度を採用している国は少数派である。主な国は「中国」「イラン」「サウジアラビア」、、、アメリカは州によって異なる。ドイツに住んでいたころには「日本は中国と同じか」と言われたこともある。それだけ世界的には死刑制度は反対、廃止の流れが一般的である。でも日本の国民の80%は死刑制度に賛成なのが日本だ。

 世界に向けた映画のコンペでもあるので世界から見た日本への違和感も大事なポイントかと思っている。その死刑だが日本は絞首刑でボタンを押すと床がはずれ、刑が執行されるのだがボタンを押すときは3人が同時に押してその死を執行することに対する責任を軽減させる目的がある。実は映画として題材になりえないかなと感じてるのはこの刑務官の苦悩だ。実際の話では刑を執行する前の緊張感はもとより、刑を執行後も精神の不安にさいなまれるという話を聞く。

 そう、日本で死刑制度の賛成が多いのは日本という村社会において社会のルールを逸脱したものに対する制裁(実際は更生の余地なし、死を以て償うという意味もあるだろう)。とにかく日本村ならではの感覚が大きいのでは?と思っている。専門家じゃないので推測に過ぎないのだが。仕事とはいえ、一人の死に手を下すということへのプレッシャーは想像がつかないが何かを人に感じてもらうにはいいテーマかと思っている。

 でも刑務官って仕事を考えるとなぜ、この仕事を就こうと思ったのか。警察でも良かったんじゃないか?とか疑問は浮かぶ。かつて水曜日のダウンタウンだっただろうか、競歩をする選手は最初から競歩やっておらず、マラソン選手から脱落した人がやっているという話がある。

 刑務官という過酷な仕事の実状をまだまだ知らない。何か眠ってる匂いはする。

 今日もがんばるべ。
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島津秀泰(放送作家・動画制作・インタビュー・文章作成)
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