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人生ブランコ10月31日「なりかけゾンビ」
若い時って生き方に悩む。どんな大学に行けばいいか?何の仕事に就いたらいいか?どっちに行けばいいか?最初から好きな道が見えている人はその道に行けばいいんだけど、見えてない人は中々難しい。けどどこかのタイミングで決断しなきゃいけない。
映画の構想を練る中で実はあることが頭の中でヒントになっていた。それは16歳の少女が「私は実は女性が好きなんです。でも男性が好きな思いもあります。私はどっちの道に行けばいいか分かりません」という悩みだ。これは当時やってた番組「人生の岐路 どっちを選ぶ」という企画に出演してくれた方の悩みだ。
当時、この悩みを聞いたとき、衝撃だった。というのは昔で言うところオカマとかおなべとか言われる方々の話って昔から自分の性への違和感を抱いている、言ってみれば最初から本来の性への違和感が前提であった。
しかし、この女性の場合は迷っている、というのが新鮮であったのだ。このケースの場合、「バイセクシャルじぇねえかよ」というツッコミもあるかもしれないし、実際そうかもしれない。
僕は勝手にこの状態を「なりかけ」というカテゴリーで捉えることにした。そういう意味では「死にかけ」ってのも途中の状態で意味的には似ている。「死ぬかもしれないし」「死なないかもしれない」どっちに転ぶか分からない状態。そこで閃いたのが「なりかけゾンビ」というアイディアだ。通常、ゾンビは何かのウィルスに掛かって一気に発症して「ゾンビ」になる。ゾンビって0か100かだ。途中がないなと思った。でも心臓は完全に止まってるけど、心は人間。脳内もまだ、人間。だからこそ、今まで見たことのないシーンが描ける気がした。「せつないゾンビ」っていうギャップもいいな。
こんな感じでいうも一人ブレストしながらアイディアを出す作業が楽しい。
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