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生きるコツ1月6日「B’zのハイかヘイか論争をあえて深掘りしてみた」

 もう数日前の出来事だろうか、紅白歌合戦にB'zが歌った「ultra soul」を巡ってその掛け声が「ハイ」か「ヘイ」かで論争になっているらしい。

歌唱後から年明け後も、ネットでは興奮の投稿とともに、「ウルトラソウル!」に応じるかけ声が「ハイ!」か「ヘイ!」かで論争に。  非常に平和な新年を迎えている。  総じて、「ハイ!」派が優勢で「ultra soulはヘイ!じゃなくてハイ!」と指摘する投稿が多く、「ヘイ!ではなくハイ!と知って軽い衝撃」「みんなヘイだと思ってたー!」と驚きも。

記事より

 最初、これに触れた時の「どうでもいい感」がもたらすのは「日本って平和だな」という第一印象だ。
 でも待てよ!と思う。もう一歩踏み込むと「日本人の多くをバカにさせたい」がために陰謀ではないか?と過る。がしかし、他にもニュースはあるのでさすがにそれは考え過ぎだと5秒ぐらいで気づく。

 きっと一部の人には本当に話題になっているのだろう。
 「ハイ」か「ヘイ」か論争。
 どうでもいいんだけど、シンプルであるがゆえに何かありそうだ。
 例えば人は「犬派」か「猫派」か?「SかMか?」「蕎麦派かうどん派か?」と2元論が好きだ。で基本、知識も経験もいらないから誰にでも話しやすいというのがある。

 昔、師匠のテリー伊藤さんがぼそっと言ってたのが「駅伝っていろいろツッコめるのがいいんだよ」と。「あいつもうバテてんな」「後ろから来てるよ」「○○出身か」とか。テレビマンとしても結構意識するところではあるのだが視聴者に「ツッコんでもらえる余地」を残すって大事だ。

 分かってるつもりなんだけど、意外と難しい。
 動画作りをしていてもついつい丁寧に説明したりする。解釈の余地がないというか説明過剰でツッコミが発生しづらかったりする。先日もNHKのタモリさんと鶴瓶さんの番組ではタモリさんが「A・STUDIO」という鶴瓶さんのトーク番組に対し「あんた、最後の説明いらないよ」と番組のカラーであるゲストへの印象を鶴瓶さんが語るコーナーを全否定していたのは笑った。

 そういや、昔番組で内田裕也さんをKissのメイクをさせようと企画があった。ダチョウ倶楽部がインタビュアーをしながら化粧をしていく奇天烈な企画だった。その中のインタビューで作家の立場としていろいろ質問案を出していた。伊藤さんがその時、言い出したのは「蕎麦派かうどん派かって聞こう」と。この時の私は何でこんなどうでもいいことを聞くんだろう?と理解出来なかったが、いざ収録をしてみると「ちなみに内田さんは蕎麦派かうどん派かどっちですか?」と聞き、しばらく考えた後に「うどん」と一言言った内田さんに最高に笑った。あの強面の内田さんにどうでもいいことを聞いて答えているのに爆笑した。

 話が逸れた。
 B’zの「ハイ」か「ヘイ」か。
 どうでもいいんだけどやはり人が盛り上がることには何か潜んでいる。今回、あえて深掘りしてみた。

 https://note.com/entamelabo3/n/nd07b04356883

 



 




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島津秀泰(放送作家・動画制作・インタビュー・文章作成)
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