見出し画像

人生ブランコ11月13日「待つのが好きな人はいるのか?」

 「待つ」ってのは基本、受け身である。
 この日は朝から血液検査の日で8時半過ぎに掛かりつけの病院へ行く。目的には3年前に掛かった痛風のせいで定期的に尿酸値を確認しないといけない。で、毎度、待たされるというのは知ってるのとすでに腹が減っているのでとっとと終わらせてメシを食いたいので朝一番出かけた。で、まずは30分ほど待って先生の診察。といっても今現在病気じゃないので「どう最近は?何か気になることは?」「薬はいりますか?」と2,3分で終了。

 この後、血液検査に回るのだがここでも40分は待たされる。で、尿検査も含め、4,5分で終了。すでに10時を過ぎたところで病院を出てメシを食う。お薬手帳を毎度のごとく忘れたので一旦家に戻り、近所の調剤薬局に行く。がしかし、処方箋の薬がないというではないか!うーむ。この薬局屋さん、となりにある皮膚科を見越しての店舗なのか?尿酸値を抑える薬ない。尿酸値を抑える薬などメジャーな気もするがないものはしょうがない。次の近い薬局屋を目指す。で、ここですでに5,6人のお客さんが座っている。嫌な予感がする。。。案の定、待たされる。調剤薬局ってそんなに大変なのか?薬剤師さんの仕事は分からない以上、こちらとしてはひたすら受け身なのだが、まあ、待つ。しょうがないと分かっていてもイライラする。これは午前中は「待ってる」だけで終わりそうだ。これ、フリーランサーの身だからいいけど、サラリーマンならどうなんだろうとふと思う。
 かれこれ、40分以上待たされてようやく薬を受け取る。よかった。実は散々、待った挙句「申し訳ありません。今薬が切れてまして」という言葉が来るんじゃないかとドキドキしていたのだ。というのはこのやりとりは以前もあって近所の薬局屋にはなく、ここで受け取ったのだが前回は薬がなく、後日届いたものをもらっていたのだ。まさか40分も待ってまたないなんてことも自然と過るのだ。でもあって良かった。もう、11時半を過ぎている。待って午前中はほぼ終わってしまった。

 で、もう一つ待っているのがある。
 それは11月23日に開催される西池袋のガチ中華店「唇辣道(チュンラードウ)」での火鍋祭りである。

 定員20名のところだが、現在18名である。いい集まり具合ではあるが残りの2名になってから中々、埋まらない。うーむ。集客ってのは本当にむつかしいのだが今回も実は12名ぐらいは私の知り合いだ。主催者として20名を集めないといけないのであっちこっちに連絡してようやくこの人数になっている。仕方がないのでXでもプロモーションを掛けて(つまり自腹を切って参加者を募集している)PRをしている。

 待てども待てども、応募者は現れない。
 待つのは受け身だがやれることはやる。ただ、後はもう誰かの心が動かないと何ともならない。病院で待っていたのはゴールがあるが、こちらの場合は待ってもゴールに届かないかもしれない。ああ、待つってのは不安を伴うものだと気付く。吉報を待つとか、試験の合否を待つ。とか「待つ」のが好きなのはあみん、ぐらいだろう。「私待つわ、いつまでも待つわ♪たとえあなたが振り向いてくれなくても」今更ながらあの曲の恐怖も感じる。俺はそんなに待ちたくないよ。

いいなと思ったら応援しよう!

島津秀泰(放送作家・動画制作・インタビュー・文章作成)
宜しければサポートをお願いします。あなたの応援を、私のエンジンにさせてください。