美味い物を書く「牡蠣飯」
何を以って地元飯とするのか?
私の地元、宮城県の岩沼市では仙台市の南にあるが名物としてその名を知られる牛タンですら、別に仙台牛ではなくオージーだったりUSだったりするわけで、単に厚切りの牛タンを焼いた、食べ方自体が発明であったわけだ。
で、私の地元では元々、はらこ飯が地元メシであった。秋鮭の獲れるころに、醤油漬けにしたはらこと鮭で味わった。
しかし、飲食ビジネスとすると秋ごろしか食べれない商品であり、通年ものではなかった。通年に出せないものは看板メニューとして出せない!という悩みを同じ製法、レシピという思考で乗り越えた。それが今回、紹介する牡蠣飯だったり、ほっき飯だったりする。つまりは秋以外にも提供できる看板を季節ごとに取りそろえたのである。それは本当の地元飯かどうかと言われると分からないが、、、今では地元メシの一部のような気もする。今だけを切り取ると、付け焼刃のような気もするが時代が流れればこれもまた、地元メシな気がする。何事も背後には歴史がありますよねってことですよね。
そんなわけで田舎のお袋から牡蠣飯セットが送られてきたので朝から牡蠣飯。
(こちらから注文出来ます。別に僕のフィーは入りません。残念ながら。)
もう、青さの香りと大粒の牡蠣がたまりません!!で、何気に牡蠣味噌を付けるのを忘れて、昼に再び!
これは、、、もう味噌がマジ美味い。美味すぎて、牡蠣の本来の味を奪うほど。適度な味変ものとして味わうのが正しいなと思うのだ。私のやっているPlanet of Foodを最新作はこちら。
「好きなスープを恋愛に例えてみたら」
是非、旅好き、異文化交流好きの方、覗きに来てください!
執筆者:島津秀泰(放送作家)
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