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愛情を抱きしめ合う以外で表現すると

 「愛情」とは何だろうか?
 とあるネットではこう書いてある。

〘 名詞 〙
相手をいとしく思う気持。人や物に対するあたたかい心。
[初出の実例]「若し愛情なくは生死断絶せん」(出典:貞享版沙石集(1283)八)
「古昔の人徒らに義理に厚ふして愛情に薄し」(出典:花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉一八)
異性に対して恋い慕う心。
[初出の実例]「安貴王娶二因幡八上采女一。係念極甚愛情尤盛」(出典:万葉集(8C後)四・五三五・左注)
「二人が育てた九年間の愛情をも虐殺してしまった」(出典:計画(1912)〈平出修〉)

精選版 日本国語大辞典

 なんだか分かったような分かんないような。
 今、映画のプロットを考えているが「愛情」を形として表現すると何なんだろうかと思いを巡らせている。シンプルにやれば「抱きしめ合う」とかだろうがパッと思いつく名シーンは「北の国から’87初恋」における純が東京へ向かう際、古尾谷雅人さん演じるトラックの運転手に泥のついたお金を五郎(田中邦衛さん)が手渡すのだが、トラックの運ちゃんが「これは俺は受け取れねえ」というくだり。これはガッツ石松さんの実話で、脚本家の倉本聰さんが取り入れている。この手の間接的表現で愛情を見せられたら最高だなと思う。
 そんな中、ちょっと愛情を感じることがあった。風呂に入ろうとした時だった。いつも洗顔用に使っているふきんソープが減っており、新しいものを洗面台の引き出しで確認をした。すると1個のふきんソープがあった。この書き方で分かると思うがもちろん、自分で買ったわけではない。パートナーが事前に買ってくれていたのだ。しかもこれは今回に限ったことではなく、まとめて5個買いをしているわけでもない。必ず1個補充されている。なんとなく「いつも気が利くなあ」とは感じていたが「愛情」を形で表現するとこういう事かなと思ったりした。
 ちなみに私のふきんソープに対する思い入れはこちらで書いたのでよかったらこちらもどうぞ。

 冷たく言うと「在庫を切らさない」ということかもしれないけど、きっと使うだろうから買っておいたよ、というニュアンスを今更ながら感じる。このふきんソープで顔を洗うのは自分だけなので、パートナーが使いたいわけじゃない。あくまで俺のために買ってくれることにこれって当たり前じゃないのかもしれないと気付いた。

 愛情ってこんなものじゃないかな。これが何に使えるのかは分からぬがメモ代わりにここに記しておこう。

 では今日もがんばるべ。
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島津秀泰(放送作家・動画制作・インタビュー・文章作成)
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