生きるコツ11月19日「集客のコツ~ギバーにはギバーが集まってくる」
今週末の11月23日に私のクライアント先でもある唇辣道(チュンラードウ)にて秋の火鍋祭りを開催する。
どうにかこうにか、定員の20名を超えて結局24名の方にお集まりいただけることになった。ありがとうございます。とはいえ、実情は半数以上が私の知り合い、友人、仕事関係者だ。挙句にはパートナーや親せきまでくる。友人とも書いたが仙台一高時代、神奈川大学ともう総動員だ。これはちょっとした生前葬じゃないかと思えるほどに声を掛けた。
他には元日本テレビの大物Pやら、某大手広告制作会社のP、某大学のカメラマン大学の先生、高級和食店のオーナーから、某省庁の官僚とまあ、多士済々な人たちが来てくれることとなった。
こう書くとね、「ちょっと人脈ありそうだね」と思うのか、「そんなもんかい」と思われるのか?分からないけど、僕にとっては20名を集めるのは結構しんどいのだ。
コツコツと信頼関係を築いてのこの数字である。信頼関係というとフワっとしているが具体的に言えば、ある人の書評を書いたり、ある人の店に食べに行ったり、ある人のライブに行ったりと。つまり、ずっと「ギブ」し続けてきた。「Give」である。とにかく与えるのだ。書評は典型だ。完全に無償行為だ。実際に書こうとすると読書する時間や書くことをまとめる作業など結構な時間が取られる。でもいい本なら紹介したいし、著者に近づく一歩であったり、喜んでもらえたらという思いで動いている。飲食店も同じだ。わざわざ出向いて、食べて、レビューを書く。本人が喜ばないわけはない。この記事も実はそんな一つだ。
「島津さんってギバーだよね」と言ってくれたのは某社長芸人だ。
「ギバー?」ってなんだ?ギバちゃんこと柳葉敏郎なら知ってるがギバーって何だ?と聞いたらギブアンドテイクのギブする人をギバーというのだそうだ。確かに言葉としては知らなかったけど、「ギブアンドギブ」は人生の基本である。テイク、見返りを求めないのか?と言われるとどっかで「見返り」は求めている。そんなに僕も聖人君子ではない。心の奥底で「いいことねええかな」とは思っている。けど、すぐさま求めることはしない。という短期的なことを言えば「無償」である。
とここまで書いて、その昔、編集者の見城徹さんが「俺はずっと石原慎太郎を刺激する言葉を投げてきた。(中略)ある時、会社を起ち上げる時、初めて弟(石原裕次郎)のことを書いてくれと頼んだ」まあ、そんなエピソードを思い出した。僕がやってることも偉そうに言えば近い。基本的に喜んでもらう、でいざという時に頼む。今回で言えば食事会に来てくださいと頼む。こちら側のお願いだ。もちろん、ただお願いするだけではない。場合によっては大事な人を紹介する場でもある。せっかくなら美味しい物はお金を出せば体験できるが、出会いは偶然だ。金では買えない。それが僕を通じて知り合い同士がつながる瞬間は僕としても嬉しい。
ただあ!中には「テイカー」がいるのも事実だ。どれだけ与えても「テイク」していく人がいる。これに関してはしょうがない。ひたすら奪っていくだけの人もみた。大概、リターンがある事の方が稀だ。だから世の中的には「失敗する人が多いのもギバーの特徴」とか書かれている記事を読むと「僕じゃないかよ」と思うがしょうがない。「テイカーに奪われること」を嘆くより、「ギバー」としての喜びもデカいのだよ。
でギバーのメリットをもう一つだけ言うと「ギバーにはギバーが寄ってくる」という事実だ。これは間違いない。多分企業の社長さんとはこんな感じじゃないだろうか、互いの人脈や情報を与えていく関係性。これは僕の身にもある。当たるかどうかは分からないけど、人を紹介してくれる人、場を提供してくれる人ってのはいる。
そんなわけで「集客のコツ」と呼べるものは僕にはなく、地道にやってるだけである。
なんか楽しかったな。
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