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生きるコツ2月8日「フリーランサーのギャランティ問題」

 フジテレビを巡る記事が相変わらず、量産されている。
 その中で気になったのが「フリーディレクターへのしわよせ問題」だった。

 フジテレビの社員は守られるけど、制作会社やフリーのディレクターはどうなるという話だ。その中でも触れているけど「ギャランティーがオンエア後に決まる問題」である。

 これは放送作家も全く同じでギャランティが仕事終わりに決まる。
 よその業界がどんなことか知らないが「時価の寿司屋」か「不明朗会計のキャバクラ店」かと思うような酷い扱いである。普通、仕事が始まる前に見積もりなのか、事前契約なのかギャランティが提示されるのが世の中の常識なのだが、テレビ界にはそれがない。

 これはSNSの運用代行業をやっている今も似ている。
 どうしても実績がないころは足元を見られる。というか実力や結果が不透明である。企業としてはどうなるか、分からないものに金が出しにくいというのは当然でもある。
 となると最初の1か月は無料でやるので!お試しでどうぞ。という形もある。中々、制作物への価値を感じてもらうのは簡単ではない。

 同じことをやってるのにこれだけ料金が変わる仕事も珍しいだろう。
 昔、あるアートディレクターに企業ロゴのギャランティをしたことがあった。確か、その時は「この会社のロゴは世界何億人の人が見ると思っているんですか?それを何年にも渡って使う会社の顔です、それなのにあなたはこの金額の価値しかないと思ってるんですか?」と。

 それで数千万円の規模のギャランティだとか。(もちろんロゴの以外のタイポグラフィを作ってはいるようだが)

 どう自分の価値を作るのか、上げるのか?ポートフォリオや実際の数値ということなんだろうけど。。。
 あとはだれから評価されるか、誰の紹介をもらえるのか?
 コツコツ営業もしないとね。。。

 

 

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島津秀泰(放送作家・動画制作・インタビュー・文章作成)
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