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生きるコツ1月23日「ゴッドファーザーとフジテレビ」

 U-NEXTでゴッドファーザーを観ている。
 冒頭でドンコルネオーレの娘の結婚式から始まるがその邸宅の一室ではドンにある者への復讐や金で解決できない依頼が持ち込まれる。

 何度かこの映画を観てるが今更ながらにそのコントラストがシーンごとに入れ替わるのが何とも秀逸だ。クリスマスで賑わう街並みにひとりポツンと人波とは逆に歩く人や合格発表で騒ぐ人たちに埋もれて、背中を丸めて悔しさを滲ませるもの。これも見事なコントラストだ。

 フジテレビの社員向けに説明会を開き、紛糾しているようだ。一方でバラエティーではいつものようにはしゃいでいる。説明会の負がバラエティーを余計に虚しく感じさせる。もちろん、現場のスタッフが悪いわけじゃない。ただ、そう見えてしまう。

 まあ、誰にだって表と裏はあるものだ。
 それを同時に見せられた時の裏側の実状がどうしても際立つものだ。
 ただ、時は刻一刻と流れ、空気は変わる。昨日まで良しとされたもの、あるいは悪とされていたものが評価される。時代で変わる。いや、もっと短いスパンで変わる。

 そういや、YouTberもあっという間に淘汰されたなあ。

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島津秀泰(放送作家・動画制作・インタビュー・文章作成)
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