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人生ブランコ10月24日「陳家私菜の銀座店プレオープンへ」

 本格四川料理の草分けでもある #陳家私菜 さんの銀座店のプレオープンへと 行ってきた。 日比谷のグルメゾンという場所なのだが 有楽町駅と新橋駅間の高架下で 再開発が進み、新たな店舗が続々と出来ている。 がしかし住所だけだと、道に迷って遅れる始末。 グ、グルメゾンのどこじゃ!!! 実際にたどり着くと 改装中の帝国ホテルタワーのすぐ横であった。

 いざ、堪能すると 陳家私菜のオーナーシェフである陳龐湧さんの 渾身のお店であった。

オーナーシェフ陳龐湧さん

 まず、席の近くにはオープンキッチンがすぐそばにあり キッチンスタジアムと言わんばかりの臨場感がある。 料理人の方が居並ぶ光景は 「白い巨塔」における総回診かと見まごう一瞬だ。 そこで客の目の前で鍋を振るい、 盛り付けをする姿は神々しい感じすらする。 いただいた資料には 写真、動画の撮影ご自由にとのことで 料理人の腕前、厳選された食材をオープンする覚悟と SNS時代にそれがいかに広告効果を発揮するかと 自信と戦略に満ちた最先端なキッチンである。

みんなに見られながら
もはや撮影会
国産牛と発酵唐辛子発酵野菜の香り炒め

 味は言うまでもなく格別だが もはやタイタニック面白かったよ!というぐらい 野暮な気がするので割愛する。 今回は特別なのか、 痺れの素となるホアジャオは薄めの様子。 日本人の皆さんにより気軽味わってほしいと いうことかもしれない。 (もちろん注文時に言えばいくらでも 辛くしてくれるだろう)

皇帝・よだれ鶏 
輝くラー油見た目ほど辛くなく最高の一品
頂天石焼麻婆豆腐
個人的には日本で一番美味い麻婆豆腐
新鮮エビとアスパラの特製強火炒め
四川牛肉とハチノス香り和え
本場四川汁無し担々麺・
もはやもちもちスパゲッティや
刀削麺を切るところも見れる
元祖・麻辣刀削麵・超超美味い
麺を茹でる時は最初、太く切り、後半程細く。こうすることで茹で時間の差を調整する
元祖鉄鍋胡麻棒餃子


 銀座店限定のメニューとしては 「葱とショウガと鶏の冷菜」 「海老のピリ辛甘酢炒め」 「和牛シチュー」とどれもが辛くないもの。 四川=辛いというイメージの脱却をここでも感じる。

葱とショウガと鶏の冷菜
よだれ鶏とはまた全然違う魅力が
海老のピリ辛甘酢炒め
和牛シチュー

 面白い試みとしては クラフト焼酎ボールと四川料理のペアリングだ。 名物料理の「頂天石焼麻婆豆腐」とのペアリングのため開発されたそうだが、品のある香りで単独でも美味い。まあ、合わせろよって話なんだけど。

クラフト焼酎バイボール


  このクラフト焼酎ボールの仕掛け人の方に ちらっと話を聞くと 「焼酎自体はすごく盛り上がってるんですが どうしても焼酎村だけの話なので こうやって違うジャンルとのペアリングが どんどん広がってます」とのこと。

 今ではよだれ鶏もコンビニで売られ 石鍋に入った麻婆豆腐も当たり前になった。 私の街でも刀削麺を出す中華店はある。 全ては日本では陳家私菜がやり始めたことだ。 そういう意味では近距離のオープンキッチンも クラフト焼酎ボールと中華のペアリングも 新たな取り組みだけどいずれスタンダードになるかもしれない。 名店はいつだって新たな文化を作るものだ。

陳家私菜:銀座店 千代田区内幸町1-7-24 日比谷グルメゾン


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島津秀泰(放送作家・動画制作・インタビュー・文章作成)
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