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生きるコツ1月12日「癒着の作り方~施されたら施しがえす」

 若い頃、幻冬舎の社長である見城徹氏の「編集者という病」を読んだ。
 ここにはカリスマ編集者として当時、絶好調であった見城氏の仕事ぶりがこれでもかと詰まっていた。その中で石原慎太郎にはずっと刺激的な言葉を投げ続けていた話や五木寛之氏にいつも本の感想を送り続けていた。という言ってみれば一朝一夕ではいかない、人間関係作りのノウハウが記されていた。
 「これほどの努力を人は運という」
 この言葉の根源を知るかの思いだ。
 ただ、単に著名な作家に本を書いてもらったわけではないと。
 そこに至るには並大抵の努力を人知れずやってたと、そんなエピソードだ。

  当時はいろいろ感銘を受けていたし、影響も受けていたがとりわけ今も記憶に残っているのがヒットを生む法則の一つとして

 「癒着がなくてはいけない」

 という話だった。
 実力があればいい、いい物を作ればいい。
 きっと誰かが評価してくれると呑気に考えていた若き自分にとってはハンマーでガツンと殴られたような感覚だった。

 大体、「癒着」って言葉がネガティブだ。
 「政界と財界の癒着」みたいな。あんまりいいつながりじゃない感じだ。

 でもこれを「後ろだて」「応援者」と考えるとどうだろうか?
 例えば、自分のXのポストもある後ろだてでリポストしてもらえたらものすごい人に届く。あるいは名のある人に推薦してもらえたら、自分の力以上のものを発揮するだろう。ただ、生憎、どうやったら癒着を作れるのか?ってよく分からない。政治家なら賄賂の一つでも送らなきゃいけないのかと思ってしまう。「癒着の作り方」という本でもあればいいがそんなものはないだろう。

 とはいえ、「応援者の作り方」は何か突破口はありそうだ。
 先日、U-NEXTで「半沢直樹」がやっていてつい観てしまった。その中で香川照之さん演じる大和田常務(パート1では常務)がパート2では普通の取締役に降格するのだが、それは頭取の温情であることを恩義に感じ「施されたら施しがえす、それが恩返しです。」というセリフを語っていた。

 この辺が人間の心理の妙かなと思う。
 実は今お世話になっている「ガチ中華」関係の動画も元はというと、最初は無償で動画作りを始めた。そこで結果を出したのもあるがその後、「ガチ中華店のオーナー」からいろんな人を紹介してもらった。みんな日本人のクリエイターとのつながりが欲しいけど、誰もいなかったという背景もあるだろう。でも結果的には施しをしたら施されたのだ。

 「癒着の作り方」は分からないけど、自分が応援をしてもらいたいなら自分がまず、誰かを応援しないといけないのではないか、と強く感じている。とかく人は自分を応援してほしい、フォローしてほしい。シェアしてほしいと一方的なお願いばかりだ。その前にあなたは誰かを応援したことはあるだろうか?「拡散してほしい!」ってその前にあなたが拡散してあげたらいいんじゃないかと思う。

 

 

 

 

 
 

 
 
 



待つ、

筋トレコツコツ
癒着、実績、
どうしたら応援されるのか?
作品が愛される。
作品性。作家性。
テーマ性、セックス、エロ。

振り切れ方、
炎上目的。
炎上する人は敵を作ること。
断定的であること。
不道徳、社会性に反すること。

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島津秀泰(放送作家・動画制作・インタビュー・文章作成)
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