
知名度0からのYoutube登録者数1000万人を目指す戦い②出演者編
①を読んでない方は少ないと思うが「Crazyforfood」とは「世界の料理を知れば、人生はもっと楽しい」というコンセプトの下、世界各地に住む主婦とMCの柴犬による「食にまつわるトークショー」である。この企画において「知名度0からのYoutube登録者数1000万人」を目指している。①では市場規模という観点から、1000万人を目指すことは不可能ではないことを書いたが、今回は企画の面からの「企画の強さ」を語りたい。
強さの秘密①出演者は普通の主婦でいい!
ここまで書いて、「市場規模は分かった。でもいくらなんでも1000万人は無理だろ。」「知名度0じゃねえ」「そんなに面白くないよ!」そう言われる方もいるだろう。もちろん、人によっては全く興味もない人もいるだろうし、つまらないと感じる人もいるだろう。それについては反論できないし、むしろ100%の人に満足するコンテンツを作ることは宮崎駿監督でも難しいだろう。ただ、いくつかの目論見はある。
Veganの専門店「Beyond sushi」
一つは「食」にまつわるテーマなので、国籍、年齢、性別を問わず、幅広い層に興味を持ってもらえるはず。若い頃ならば、お腹いっぱいになれればそれでいいかもしれないが、年齢を重ねれば「食」への興味を持つのはごく自然なことだ。しかも、「世界の主婦」というくくりであるために出演している人は「普通の主婦」だ。特別な知名度やしゃべりの上手さがあるわけじゃない。けれども何故、人々は楽しめるのか?答えはそれほど難しくはない。考えてもみて欲しい!
もし、あなたが外国を訪れたとしよう、右も左も分からない中で、出会う情報価値がいかに高いか!ということを。見るものすべてが新鮮な情報に映るはずだ。町の看板、交通機関、ファッション、、、同様に「食」の情報すべてがまだ、触れたこともない「新鮮な情報」に切り替わるのだ。普通の主婦の情報も視聴者の国、地域が変われば、「価値ある情報」に変わる。「情報の錬金術」とも言えるシステムになっているのだ。
強さの秘密②「尽きないネタ」
メキシコ人が食する「タマレス」
Youtubeクリエイターにとっての切なる問題が「次のネタ」をどうするか?である。これは放送作家として長年、やってきた私はよく分かるのだがどんな企画をやるか?は非常に頭を悩ますものだ。どんなテーマなら、どんな企画なら?多くの人に受け入れられるのか?非常に苦しむポイントだ。ここでつまづくYouTuberも多数いることだろう。しかし、「Crazyforfood」はこの最大の難問をいとも簡単にクリア出来るシステムになっている。仮に「私のランチアイディア」というテーマを掲げたとしても、出演者の国籍、年齢が変われば無限とも言えるぐらいの情報の角度、質は変わってくる。これは「笑っていいとも」のテレフォンショッキングと同様、「友達に電話して、次のゲストに来てもらう」という一見システムとして緩く見えるが実は、「人が変われば成立する」というシステムは、番組としての骨が太く、継続性の面で強い。
左から、VeganのMelanieさん、LA在住のAkikoさん、大学教授のTeresaさん
強さの秘密③出演者の国籍が新たな市場を開拓する!
現在、アメリカ在住の主婦3人によるトークを展開しているのだが、旦那さんがメキシコ出身だったり、Veganだったりと個人のバックボーンによって多くの視聴者にリーチできる。さらに今後、アジア、中東、ヨーロッパなどの出演者をキャスティングすることで、必然的にその国の視聴者へ簡単に知ってもらえるチャンスが増える。中国がYoutubeが見れない環境ではあるが、Youtubeを見れる環境で暮らす中国人は数千万人いるだろう。今後、中国人の主婦が出演する可能性だってある。それは「新規の視聴者の獲得する」という最難関の課題もキャスティング一つで乗り越えることが出来るのは圧倒的な強みだ。
強さの秘密④Cydonie Brownという圧倒的スターとの出会い!
私は、長年テレビ番組を作ってきたは番組の成功に欠かせないのは「番組発」のスターを生み出すことである。「世界の果てまでイッテQ!」がイモトアヤコを育てたように。これは企画の最初の段階から何とか実現したいし、スターを生み出すことがファン獲得には必要不可欠と考えていた。
こちらの記事にてCydonieの魅力については語った。元々はキャスティングプロデューサーからの紹介を受けてのことだったが、これについてはラッキーだったとしか、言いようがない。オーディションの時点で彼女のキャラクター、面白さに気づいた。「この人は、スターになる!」と宝物を見つけたような思いになった。偶然ではあったが圧倒的なロケットエンジンを手にした気分であった。もちろん、起ち上げの時点で「どんな仕上がりになるのか?」も分からずに、出演していただいているAkikoCruzさん,TeresaWilliams Leonさん、協力なしには、そもそも番組は成立はしておらず、感謝の念しかない。低予算の番組であるがゆえに、多くの人の善意で成り立っているのは
言うまでもない。
パート③では、「演出面」での仕掛けについて、語ります。ぜひ、foodots.へのチャンネル登録、Noteへの「スキ」をお願いします。これを読んでくれたあなたに私の思いが届くことを祈っています。
いいなと思ったら応援しよう!
