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80歳の俺へ~人生ブランコ10月1日「世界観」は小道具であるという仮説

 7時半起床。昨日の日記をしたためる。今朝の配信作業をこなす。
 朝飯。

 ZOOMにて「ムーさんの蒸鍋館」のオーナーである牟さんと打ち合わせ。先日、訪れた大塚の新店、ハラール中華「食遇桜蘭(しょくぐうおうらん)」のXへの投稿がプチバズってる。

 東京でそもそもそんなにハラールの店がないけど、確実にムスリムの人たちも暮らしてるわけでその人たちだって「中華を食べたい」というニーズをくみ取った牟さんの経営者感覚が見事だ。この手の投稿があっという間に拡散していく。狭いコミュニティこそ、むしろ情報が共有されやすい典型だろう。で、次回の撮影の打ち合わせを済ます。
 カフェ・ヴェローチェにて編集作業をこなす。午後からは池袋にて撮影へ。毎度のことながら撮影後にいろいろと食事をいただく。これが嬉しいんだけど明らかに食い過ぎだ。夜飯は抜かないとまずいことになりうだ。
 大森に戻り、台本書き。で家に戻りまた編集。
 夜は白ワインとチーズと。パートナーのゆみちゃんのために茄子の揚げびたしとチキンのテリヤキソースとペペロンチーノを作る。俺はメシ自粛。夜、録りダメしていた「坂の上の雲」を観る。秋山真之が海軍学校に入り、ビシっと姿で田舎町に戻るシーンがあるのだが、「愛と青春の旅立ち」をどうしても思い出す。やんちゃだった青年がきちんと制服をまとうことに「ご立派になられて」というね。どこか違う世界に行った感じがいつの時代も変わらぬのだなと痛感する。
 映画の構想もぼんやりと。最近ではネットフリックスで「極悪女王」や「地面師たち」の人気だが改めて原作のあるものの強さを感じる。というのはも昨日見たNHKの朝ドラ「おむすび」がやっぱり弱さを感じている。なんだろうか、どこか実話ベースの「実話」を知りたがってるのか。「実話」ならではの専門性やら作りものじゃない感。あるいは元々あったストーリーという情報性がより強く人を惹きつけるのか?でも世の中には実話を基にしてないストーリーもごまんとあって、当然傑作もある。それって何が傑作なんだろうと考え出すと「世界観」という言葉にたどりついた。スターウォーズ、マッドマックス、CUBEでもいい。ゲームオブスローンズでもいい。自分が好きだった作品って圧倒的な「世界観」を持ち合わせてるのでは?というひとつの仮説が浮かんできた。で、この世界観をさらに細かく砕いていくと「衣装」「建物」だったりするような気がする。スターウォーズなど設定もそうだがすべてが作りこまれた世界があったりする。マッドマックスも独自のファッションや改造された乗り物など、実は小道具の役割が大きいんじゃないのか?これまで「世界観」というと脳内のイメージのような気がしてきたがそうでもないのか?これはこれでひとつのヒントになりそうだ。

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島津秀泰(放送作家・動画制作・インタビュー・文章作成)
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