どんな肩書の方とも、丁寧なやりとりを。
もうすぐ50歳Pです。
この業界に長くいて、痛感していることの一つが、今回の話です。
プロデューサーをしていると、ありがたいことにいろんな方から売り込みをいただいたりします。
脚本家さん、監督さん、制作会社のプロデューサー、そして、一番多いのが芸能事務所のマネージャーさんからの新人の売り込みです。
忙しいときには、なかなか対応しきれなかったりはするのですが、できるだけ資料には目を通すようにしますし。
メールや連絡などにも、お返事するようにしています。
実際、お仕事になることは、そんなに多くありません。
ただ、数年後、十数年後、その新人さんが超売れっ子になる可能性は当然あるわけで、そのとき、マネージャーさんは新人のときにどう対応されたかを覚えています。
例えば、仕事として実らなかったとしても、どう対処してもらったのか。
そういったことが大事な世界です。
また、新人さんがうまくいかなかったとしても、そのマネージャーの方はこの業界にいて、別の事務所にうつり。
別の新人をサクセスさせたり、もしかしたらすでに著名な方のマネージャーになるかもしれません。
とにかく人間若い時に受けた「恩」、逆に「仕打ち」は覚えているものです。
なので、もしこの業界で長く仕事をしてゆくのではあれば、肩書に関係なく、人に対してはきちんと挨拶をして、きちんと対応する。
精神論だけでなく、そういった一つ一つのやりとりが、あなたの評判をつくり、仕事につながるのです。
もちろん人間なので、相手の肩書によって多少態度を変えてしまったりは、あると思いますが、どんな方にも敬意をもって仕事をしてください。
そうすればあなたが窮地に落ちいったとき、助けてくれる人が必ず出ます。
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