2024年度も想いを一つに!遠州・和栗プロジェクト第9回事務局ミーティングを実施しました
2023年9月22日(金)、春華堂の浜北工場にて、遠州・和栗プロジェクトの第9回事務局ミーティングを行いました。収穫祭を経て「和栗を世界に!」の想いを一層強めた事務局メンバーが集まり、続く植樹祭や2024年度の計画などについて対話を重ねました。
本記事では、当日の様子をダイジェストでお伝えします。
▼遠州・和栗プロジェクトについて
声と表情だけで、さまざまな「びっくり」を表現!栗って言うゲームでアイスブレイク
皆さんは、「はぁって言うゲーム」をご存じですか? さまざまなシチュエーションの「はぁ(感動詞)」を、言葉と表情だけで演じて当てるゲームです。
そんな今人気のゲームに着想を得て、「栗って言うゲーム」を春華堂の池谷・石川そして栗ガールプレゼンツでお届けしました。事務局メンバーのなかから3名の方にカードを引いてもらい、カードに書かれた「びっくり」を演じてもらいます。
きれいな星を見て「びっくり」
栗の大きさに「びっくり」
素敵な音色を聞いて「びっくり」
鯛茶漬けを食べて「びっくり」
名人勢ぞろいに「びっくり」
周りは「びっくり」の声と表情だけでシチュエーションを当てるので、なかなか苦戦しつつも会場は大盛り上がり!
ちなみに正解は、E:名人勢ぞろいに「びっくり」、D:鯛茶漬けを食べて「びっくり」、A:きれいな星を見て「びっくり」でした。
それぞれのテーマにもとづく収穫祭でのびっくりエピソードをご報告し、第9回事務局ミーティングがスタートしました!
9月14日に行われた掛川栗収穫祭の様子は以下よりご覧いただけます。
遠州・和栗ブランドを世界へ!2024年度の計画について想いを一つに
遠州・和栗プロジェクトでは、早くも来年度の計画が動き出しています。最初に春華堂の常務取締役 間宮純也の発話で、参加者の皆さんとビジョンを共有しました。
「遠州・和栗プロジェクトの大きなゴールは、和栗の価値を世界に向けて打ち出し、対価を得ていくところにあります。そのためには、遠州地域を中心とするさまざまなプレイヤーがテーマを打ち立て、価値ある取り組みを実施していく。そうして遠州地域が志を1つにし、遠州・和栗のブランドを確立していくプロセスも重要です。
すでに、スズキさんとエムスクエア・ラボさんの共同開発によるロボット台車の活用や、遠鉄百貨店さんとの新商品開発、日本航空 中部支社さんとの協業などが始まっています」
「それに加え、浜松ホトニクスさんによる栗の糖度計測をはじめ、浜松いわた信用金庫さんを通じてスタートアップから先端技術の支援も得られることになりました。
また、栗の価値は実だけにとどまりません。たとえば、栗のイガをバイオマス燃料に活用したり、栗の煮汁を再利用したりする試みが今、始まろうとしています。さらに、遠州の中山間地域ともつながり、土砂崩れや獣害などの課題解決に向けて対話をスタートしました。
日本の農業や食は、海外の人から見れば魅力の宝庫です。私たちのような和洋菓子の職人技や製造業の技術力、日本の農業や食の価値を含めて和栗の価値を見える化し、発信していく。そして適正な対価を得ながら、産地をはじめ日本の農業と食の持続的な成長を目指していきましょう」
遠州・和栗プロジェクトは、遠州地域の想いと技術の結晶となりつつあります。2024年度は「生産性を上げる仕組みの強化」をテーマに、次の3本柱に取り組んでいきます。
遠州広域連携の推進:行政、生産者、関連機関などの広域連携により、遠州地域の一致団結を推進します。
モデル農場の開設:遠州地区における栗の生産面積および生産者の増加を目指し、営農術を学べるモデル農場の開設を検討します。
貯蔵・加工拠点の設置:地域の魅力最大化に寄与する、遠州・和栗の貯蔵・加工拠点の設置を検討します。
「和栗を世界に!」への共感が、大きな広がりを見せつつある今。2024年度の活用内容についても、乞う、ご期待です。
志と事業のスタート地点に、次回のイベントは「掛川栗植樹祭」
遠州・和栗プロジェクトの大きな活動として、次回は11月13日(月)に掛川栗植樹祭を予定しています。プレゼンターである、ヤマハ発動機の齋藤昭雄さんより、開催背景および当日のコンテンツについて共有いただきました。
「遠州地域の人口は、約130万人になります。地域社会に対して遠州・和栗プロジェクトの志を発信し共感を得ることが、全国的なムーブメントの起点になっていくと考え、協力会社のみなさんと積極的なアクションを起こしていきたいと考えています。
たとえば、2メートルにもおよぶ栗の苗木を、どうやって植樹地点まで運ぶか? スズキさんをはじめとする3社が、ロボットやモビリティを提供してくださることになりました。
また、参加者のみなさんに楽しんでいただきたい。掛川栗の豊かさに触れながら交流を深めたい、という春華堂さんの想いを込めたコンテンツも展開します。
春華堂さんに購入いただいた焼き栗機を使い、スズキさんの軽トラックで焼き栗を提供するほか、焚火を囲んでの『FALO(ファロ=焚火)パーティ』や、『栗トーチ』を使ったかがり火の演出も準備中です」
ここから先、何十年と遠州・和栗の産地が続いていく、その始まりの証として。また、参加企業・団体のみなさんとともに事業のスタートラインに立てる記念として。植樹祭で栗の樹を植える場所が、遠州・和栗プロジェクトの結束の地となることを願い、当日の準備を進めています。
掛川栗収穫祭の概要
■日程:2023年11月13日(月)15:00~17:30
■場所:掛川市生産者栗園 早川栗園
■コンテンツ:植樹、セレモニー、各社による研究発表、FALO PARTY、焼き栗、栗トーチなど(予定)
※雨天の場合は、2023年11月15日(水)15:00~17:30へ順延
掛川栗植樹祭に関する取材依頼・お問合せは、以下の春華堂・広報室までお願いします。
e-mail:press@shunkado.co.jp
掛川栗のスイーツも販売開始!商品計画についてのご報告
掛川栗を使用したスイーツもご提供がスタート!商品企画・販売計画について、ご報告しました。
まずは、2023年11月1日(水)~7日(火)、遠鉄百貨店にて「日本の味名品展【栗特集】」が開催されます!
全国の栗スイーツが集まるほか、春華堂のパティシエも腕をふるい、削りで栗を味わう岐阜県の銘品「栗粉餅(くりこもち)」をご提供します(※1)。
なめらかなわらび餅の上に、朝採れの掛川栗をふわりと削った幻のお菓子です。注文をいただいてから目の前で栗を削るため、賞味期限はなんと30分!掛川抹茶を使用したクランブルクッキーと、掛川の冷茶を添えてご提供します。
創作系エクレアの「咲クレール(サクレール)」からも、掛川栗を使用したシリーズを販売予定です。ゴロゴロと食べ応えたっぷりな掛川栗を丸々1個使った、贅沢スイーツをお楽しみください。
また、2023年11月3日(金・祝)には、スズキさんが軽トラ市 inジャパンモビリティショー2023(※2)で和栗の焼き栗を披露します。
同社は以前より、軽トラックの荷台に地域の特産品や野菜などを載せて販売する軽トラ市に参加・協力。軽トラック市場の活性化を目指してきました。軽トラ市 inジャパンモビリティショー2023でも、軽トラック「キャリイ」で本格的な焼き栗を出品する予定です。
遠州・和栗プロジェクトの価値を全国に向けて発信してくださいますので、ご興味のある方はぜひ、会場へ足をお運びください!
▼参考情報
旬の遠州・和栗で親睦を深める、本日の「栗ブレイク」
今回の栗ブレイクには、掛川栗のブラウニーをご用意しました。春華堂自慢の加工技術で掛川栗をペーストにしています。掛川栗の甘さとコクを引き立て、やさしくも洗練された甘みの秋スイーツをお届けしました。
さて、前回からさらにパワーアップした今回の事務局ミーティング。さまざまな分科会も発足していますので、各団体・企業の能動的なアクションが今後より必要になっていきます。遠州地区のノウハウや技術を結集して、引き続き遠州・和栗の価値向上に取り組んでいきましょう!
掛川栗植樹祭および遠州・和栗プロジェクトに関する取材依頼は、以下の春華堂・広報室までお願いします。
e-mail:press@shunkado.co.jp