いつもそばにいてくださるような安心感。弁天祈願のご感想その6。
弁天さまのご眷属は通常蛇と言われていますが、
蛇が水の質を持つものだからです。
蛇が1000年生きると龍になると言われていて
龍も弁天さまの眷属。
日本において弁天さまが宇賀神さまと習合したことによって
水の神としての性格が強調され、龍や蛇を眷属とするように
なったようです。
弁天さまの垂迹は市杵島姫。
時に瀬織津姫とも言われます。
水の持つ徳、豊潤や交通、五穀豊穣をもたらすという側面と
禊祓いや清浄に関わる側面の両方がおありのようです。
弁天祈願のご感想、早速いただきました!
ありがとうございます。
「弁天さまのご祈願有難うございました☆
白湯の飲み方。
早速行ってみました。
不思議なものですね。
如意宝珠だと思って飲むと、液体ではない感じがしました。
喉から胃へと流れて行って、そこに「ある」感じがして、
胃の辺りがぽかぽか温かいのです。
こうして飲むと、弁天さまのお力を戴いている実感が致しました。
阿闍梨さまのお言葉は、実践しやすく、いつも弁天さまが
傍にいてくださるような安心感を、与えてくださいます。
弁天さまと共に、私の心に寄り添ってくださる阿闍梨さまには、本
当に感謝しております。
また来年も、どうぞよろしくお願い致します。
有難うございました。」
早速行っていただいてありがとうございます!
私もやってみましたけど、如意宝珠と思って飲むと
確かに液体というよりもちょっと実感が強い気がしましたね。
意識の持ちようによっていろんな体感が変わるというのは
よくあることですが、特に神仏の恵みを受け取ろうと思う時には
その体感をよく味わうのも大切です。
神社仏閣でご祈祷をお願いするとお下がりを頂きますが
これはお下がりの食べ物やお神酒などをいただくことで
目に見えない神仏のお力を自分の身体の中にしっかり
受け取った、という実感を持つための工夫の一つ。
今回のアクションは弁天さまが下さった水を飲むイメージ
でしたが、実は弁天祈願の時に施主さまに行っていただいている
お次第には飲み物を弁天さまと一緒に飲むというくだりがあります。
これは弁天さまとの絆を深めていただくため。
神と人が同じものを食べる「共食」が重視されていることは
天皇陛下が即位される時の「大嘗祭」が基本的には
共食の儀式であることからもわかります。
共食は生命力を分かち合って絆を強める儀式です。
今回の龍と蛇のお水は、いつもは施主さまが差し上げている
心尽くしの飲み物に対して弁天さまがお返しを下さったのかも
しれませんね。
ご祈願によってお陰をいただくことも大事ですが
それよりもさらに大切なことは、
ご自身の心の中に弁天さまにいていただけるようになること。
弁天さまとお心を合わせて、共に進んでいけるようになることです。
誰よりも心強い同伴者を持つ。
自分の心の中に強力な安心安全のエリアを作るのに
それはかなりいい方法ではないでしょうか。
安心安全のエリアができていて
弁天さまが一緒にいてくださって
受け取る体感を確認することができれば
願いは普通に叶っていく自分になれるでしょうし、
生きやすくなる、というのも見逃せないご利益かも。
弁天さまの暖かさと共に在る、素晴らしい年に
なりますように。