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うまく伝えられませんが、気持ちが楽になりました。ブログのご感想その3。

すっかり涼しくなったなーと思ったら、
急に暑さが戻ってきたりしてなかなか油断できませんね。
暑さ寒さも彼岸まで、じゃなかったんかいな(笑)

今日で地蔵会の全ての行事は終了いたしました。
施主さま方にはおつとめありがとうございます!
また来月もどうぞよろしくお願いいたします。

時々扉が開いていると、招かれてる感じがします。

ブログのご感想いただきました。
ありがとうございます!

「理趣会、地蔵会の
 ご供養ありがとうございます。

 8月29日のブログ拝見しました。
 体調いかがですか?
 私もまったく同じ状況で体調を崩し、
 コロナ陽性の判定を受けました。
 症状もきつく、職場に迷惑をかけたと精神的にも辛いときに、
 ブログの言葉に
「風邪をひいたりして体調が悪い時には、
 他の生きとし生けるものの
 苦しみを代わりに受けていると観想しますよ」

 うまく伝えられませんが、なんだか気持ちが楽になりました。

 まだ体調も回復していませんが、
 長い療養期間、学びの時間ができたと思い、
 自分を見つめ直すことにします。
 ありがとうございました。」

少し前にご感想いただいていたのですが、
その後だいぶ良くなられたとのことで安心しております。

コロナ罹患後、後遺症もよくあるようですね。
私もまだ鼻の症状が抜けず、ブログを書く元気がちょっと下がり気味です(笑)

8月29日のブログというのはこれですね。

「風邪をひいたりして体調が悪い時には、
 他の生きとし生けるものの
 苦しみを代わりに受けていると観想しますよ」
と教えてくださったのはチベット密教僧の先生。

先日この先生にお会いした時、風邪を引いてた時に
この観想をしてみました、というお話をしました。

先生は「これを行うと楽になるでしょう?」とおっしゃって、

他の生きとし生けるものの代わりに苦しみを受けると思う
ということは、
他のものに対する慈悲という意図を持って
自分が病気や苦しみを引き受けていると考えることであり、
降りかかった災難に一方的にダメージを受けて
苦しい思いをしているわけではない

ただ自分の苦しみだけに意識が向いているのではなく
他のものに対する慈悲に心が向かうことで
自分の心が浄化されて良い状態になり、
病気に対する抵抗力も増すことになる

という説明をしてくださいました。

「なんだか気持ちが楽になりました。」
という感覚は、こういう状態から来たのかなと思いましたよ。

私も観想した時に、病気の苦しさがふっと遠ざかるような感覚が
あったのを覚えています。

以前、悪いことが起こるのは無始以来行ってきた悪い業が
実を結んでそういう結果となると考える話を書きました。

病気も自分の行った以前の悪いことが実を結んだと考えることもできます。

この場合悪いことというのは罪とかそういうことではなく
無理やストレスや不摂生、寒いのを我慢しすぎたとか
適切でないものを飲んだり食べたりした、といったようなこと。
それがこの病という結果になったと考えるのも一つの方法。

どちらも、ただ被害者的に病気と向き合い
自分の痛みや苦しみだけにフォーカスするのではなく
積極的に責任を負うような感覚で
他の生きとし生けるものの苦しみも分かち持って
お互いに健康な状態になろう、という方向に向かう考え方です。

心の状態が変わることで体のコンディションも変わるのは
経験のある方も多いと思いますが、
慈悲の思いを持つことで意図的にその状態になれる
ということの、これは実例かもと思いました。

菩薩が人を導くのに使う四つの方法を四摂法と言います。
布施、愛語、利行、同事がその内容。

感想を送ってくださって(布施)
風邪を心配してくださり(愛語)
ご自身の体験をシェアしてくださって(利行・人のためになる行い)
衆生と苦しみを分かち持つ(同事・人と協力する、一緒に同じことをする)

まさに菩薩の四摂法の実践のようなご感想、ありがとうございました!


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