7月己巳弁天祈願無事終了です。
14日は満月。
あいにくくもりで、残念ながらお月さまは見えませんでした。
今回の満月はスーパームーンだったそうですね。
一年で最も大きい満月。見たかったです。
満月の次の日の弁天さまのご祈願、ふくふくした雰囲気で
行いましたよ。
弁天さまのご供養も無事終了いたしました。
施主さまには今回もおつとめありがとうございます。
今回は7月半ばにもかかわらず雨がちのお天気で
肌寒いくらいの気温。
衣を着ていても汗をかかないというのは
この時期にしてはかなり涼しいですね。
一旦明けたかと思われた梅雨前線が復活したらしく
今年は気候も何やら乱高下な感じです。
修法する側としては涼しいのは大変ありがたいですけどもね。
お地蔵さまや弁天さまのご供養をしていて浮かぶイメージは
これまではなんとなくオープンエアーな感じだったのですが
今回はなんか室内っぽかったです。
それこそお寺の内陣か、紫禁城の玉座のあたりか、
といった感じの、金色を基調としたゴージャスな内装の場所に
フルドレスアップ(?)した弁天さま。
まるで女王さまのようです。
金と緑と赤と、みたいな感じでやはりちょっと中華風味。
多臂でさまざまな持ち物を持っておられましたが、
印象的なのは琵琶。
竹生島などで見られる八臂弁財天の場合は
琵琶はお持ちではなく、
琵琶を持っておられるのは二臂弁財天。
このほか十臂弁財天という天河曼荼羅に見られる
蛇頭の弁財天像がありますが、これも琵琶は持ちません。
どうやら祥鈴庵の弁天さまはけっこう音楽の神さまの要素が
強いのかなあと思ったりするのですけれどもね。
今回弁天さまがお伝えくださったことは
「心を和らげる」「自らの才を顕す」ということ。
心を安定させて十分に能力を発揮することで
自他ともに豊かである状態を作ること。
自分の才能を発揮するためには、適切な自負心と
実行力、そして恐れることなく才能を表現する強さも
必要です。
これまで以上に一人一人の特性を輝かせて表現し、
そのことによって自分も世界も共に豊穣であるように。
以前、自分自身が如意宝珠、ということを書いたことがありますが。
要はそういうことなのでしょうね。
周りがどう変わろうと、そちらにフォーカスして
自分が翻弄されるのではなく、
自分自身の心の真ん中にあるものを信じて
こちら側が周囲をどのように変えられるかを考える。
自身が如意宝珠であるのなら、周りの世界に現れるものを
作り出すのは自分自身です。
それが良いものになるように、世界を利益するように
意図するとき、弁天さまは喜んでお力添えをしてくださるでしょう。
好みの音楽を聴くことでさらに後押しすることもできそうです。