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猫ねこネコ。

今日はニャンニャンニャンの日!
しかもさらに倍ですね🐈

2022年2月22日。
せっかくだからタイムスタンプ22時22分にしよう(笑)

そして今日は如意輪観音さまの日でもありますよ。
にゃんにゃん。

ねこはリビアあたりが原産だそうですけど、
日本にやってきたのは奈良時代、仏教の伝来と共に
経典をネズミの害から守る為に連れてこられたというのが
長い間定説になっていましたが、長崎県壱岐の弥生時代の遺跡から
イエネコの骨が出土し、約2100年前にはすでに日本にネコがいた
可能性が出てきたそうです。

ですがはっきりと定着したと言えるのはやはり奈良から平安時代。
宮中でも飼われていて、枕草子や源氏物語にも出てきます。

柏木と女三の宮の出会いのきっかけとなるのが唐猫でしたね。

仏教では猫はあんまりいい動物とは考えられてません。
お釈迦さまの涅槃図に猫が描かれてないのがその一例。

お釈迦さまが病になられたとき
忉利天におられたお釈迦さまのお母さまの摩耶夫人が
霊薬の入った袋を下ろしたのですが、
沙羅の樹に引っかかり
それをネズミに取らせてお釈迦さまのところへ
届けようとしたのにそのネズミを
猫が取って食べてしまったばかりに
お釈迦さまが入滅されてしまったことから
涅槃図に描いてもらえなくなったということです。

ネズミや鳥などを取って食べ、
獲物を見せに来たりするという習性が
殺生をする動物として嫌われたとも言われています。

あと猫のエピソードで思い出すのは
禅の公案「南泉猫を斬る」ですね。

南泉という有名な僧侶の道場で、東西二つの僧堂の
お坊さんたちが猫のことで言い争っていたところ、
やってきた南泉が猫を捕え、
禅の答えとして何か言え、言えれば猫は斬らずにおく
と言いました。
しかし誰もそれに答えなかったので、南泉は猫を両断しました。

後で趙州というやはり優れた禅僧に南泉がこの話をすると
趙州は草履を頭に乗せて部屋を出ていきました。
それをみた南泉は
趙州がその時いれば猫を斬らずに済んだものを、
と言ったということです。

あまり禅には詳しくないので、この公案がどういう意なのかは
わからないのですけどもね。

ちらっと思うのは、南泉は弟子の振る舞いをたしなめて
自分たちで気づいて正し、猫も生かして欲しいと思ったのに
弟子は不徹底であったため
師匠には猫を殺させ、猫は命を失うことになり。

もし師匠と猫を助けたかったらその瞬間に
何かできたはずだったしそうしなくてはいけなかったのかな
と思ったりします。

高野山で猫というと最近、
高野山では古来猫を飼うのが禁止だったけれど
それは猫が可愛いすぎて修行の妨げになるから!
という話が流行ってますけど、
もともと高野山に限らずお寺や神社といった聖域では
動物は飼わないもの。

例外はその神社やお寺にゆかりの神仏の神使。
神馬は神のお使いだからOKなのですね。

高野山では犬は飼ってもよかったそうです。
それはもちろん、弘法大師を高野山に導いたのが
二匹の犬を連れた狩場明神だったから。

説話のバージョン違いでは、二匹の犬についてきたら
狩場明神に出会ったというものもありますので
こちらなら尚更ですね。

しかし高野山はいささか寒すぎて、
ノラの状態で猫が生きていくのはなかなか大変。

聞くところによると、高野山の猫は何世代かするうちに
毛が長くなってくるとか。
下界(笑)の獣医さんに連れていくと
高野の猫ですか?って聞かれるそうです。

お大師さまが化け猫を退治したエピソードもいくつか
あるようですね。これは東北地方に多いみたいです。

化け猫を石にしたとか、退治して諭して守り神にしたとか。
それに由来する郷土玩具もあるとのこと。

独特の魅力満載の猫。
もちろん私も大好きです!
一切衆生のお仲間として、一緒に幸せに
生きていけるといいですね。

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