勧善懲悪!!「軽騎兵」のあらすじ~
オペレッタ「軽騎兵」が上演されることは、ほぼありません
「軽騎兵」とは、オーストリアの作曲家スッペの代表作ですが、今日そのオペレッタ(歌以外の部分はセリフで進行する劇。オペラはセリフもすべて歌です)が上演されることはほぼありません。
しかし、このオペレッタの序曲だけは大変有名で、今日においても演奏会で広く演奏され、TV等でもよく使われています。
オペラやオペレッタの序曲(前奏曲)は、作曲家が本編の作曲をすべて終えた後に、劇中の音楽の要所を切り取り、適宜編集してひとつの曲とし、舞台が始まる時に聴かせるものです。ビゼーのオペラ「カルメン」の序曲などが分かりやすい例で、前奏曲には有名な「闘牛士の歌」の旋律が登場し、これから始まる本編への期待感を高める予告編として機能しています。
流行したはずなのに、台本も何も残ってない…!?
実は、軽騎兵は正確なあらすじや台本等々がすでに失われており、どんな演出の舞台だったかを知る術がありません。
大まかなあらすじは、以下のようなものだそうです。
街一番の美女のヴィルマが、愛する男(ヘルマン)との結婚を望むものの、結婚を許可する立場にあるはずの市長(ブムス)が横恋慕し、結婚を妨害。
絶望したヘルマンは、ちょうど街にやってきていた軽騎兵隊長であるヤーノシュに、軽騎兵への入隊を志願します。
事情を知ったヤーノシュは、性根の腐りきったブムスとその取り巻きの人間を懲らしめるべく策を巡らせ、見事に屈服させます。観念したブムスはヘルマンとヴィルマの結婚を許可し、軽騎兵のヤーノシュは街を去る、というものです。
善良な庶民を苦しめる悪代官と悪徳商人を、助さん、格さんをはじめとする頼れる仲間達とと共に懲らしめる、水戸黄門のようなお話を想像頂ければと思います。
馬の蹄の音、堂々とした金管のファンファーレ等、軽騎兵ヤーノシュの活躍を思わせる旋律が目白押しの本作、ぜひお楽しみ頂ければと思います!
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アンサンブルSAKURA第41回定期演奏会≪オーケストラの休日≫
日時:2024/08/18(日)13:00開場14:00開演
会場:IMAホール(都営大江戸線光ケ丘駅前)
指揮:高石治
入場料:1,000円(当日券あります)
曲目:
軽騎兵序曲/スッペ
パノラマ(眠れる森の美女)/チャイコフスキー
葦笛の踊り(クルミ割り人形)/チャイコフスキー
情景(白鳥の湖)/チャイコフスキー
威風堂々第1番/エルガー
「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲/マスカーニ
禿山の一夜/ムソルグスキー
交響曲第4番/チャイコフスキー
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