日本人が言いがちな「I can't speak English」はNG!?
こんにちは。
英語脳パズルのTAKAです。
I can't speak English.
英語で突然話しかけられると、ついついこう言っちゃうことはありませんか?
今回はこの、I can't speak Englishという発言の意味を通して、英語でのコミュニケーション能力を上げるための方法について解説していきます。
"I can't speak English."と言った時点で、『いや、今話したじゃん』となる!?
これどういう事?と思ったあなた。実はI can't speak Englishはネイティブ的には「?」となる表現で、I don't speak Englishの方が正解なんです。
Canは「できる」と訳されるのですが、この言葉には「物理的にできる。可能性がある」というニュアンスが含まれています。
これを否定形のCan't にすると、「物理的にやろうとおもってもできない」という意味になります。
しかし障害等で話せないことを除くと、どんなに英語が苦手であっても「口から英語の音を出せない」ということはありませんよね?
ですので、I can't speak Englishはちょっと違和感のある表現になります。前述のとり、英語が苦手だから上手く話せないという趣旨を伝えたい場合は「I don't speak English」が正しい表現です。
他の例
I can’t speak English. 話し手の気持ちと受け手の気持ち
言葉の意味を説明したところで、「I can't speak English」発言に対するお互いの気持ちを少し考えてみましょう。
まず、あなたが I can’t speak English と言った時、あなたはこのように考えているかもしれません。
『間違ったことを伝えたら相手に申し訳ない...』
『自分の拙い英語で説明するよりは、誰か他の人を頼って欲しい...』
『恥をかきたくない...』
礼儀や遠慮の意識から、遠回しに察してほしいという意味で使ってしまいがちな言葉ですが、この発言を受けた相手の捉え方はどうでしょうか?
直接的に解釈するとこうなります。
『話さないでください』
『can’t』は可能性の否定になりますので、かなり強い拒絶の意味も込められています。
あなたが遠慮や礼儀から言った言葉を相手は『この人は私と話したくないのか』とダイレクトに捉えてしまい、かなりショックを受けてしまう可能性があるということになりますね。
英語を話すためのマインドを身につけるためには?
このように、自分なりの配慮があって言った言葉でも、適切な意味を知らないが為にミスコミュニケーションが起こることはよくあることです。
それでは、こういったミスコミュニケーションを怖がらずに英語を話し、認識の相違が生じた際にも、きちんと訂正して相手にも良い印象を与えていくにはどうすればよいのでしょうか?まずは、最も大事な考え方からご紹介いたします。
ネガティブな言葉を極力使わない
I can’t speak Englsih. と言いたくなる場面で、ではどうしたら自分の英語レベルを伝えつつも相手を不快な思いをさせずに、コミュニケーションが取れるでしょうか?
例えばI can't speak English. の代わりに、I am learning English.というとどうでしょうか。
ネガティブな表現を使わずに、相手に自分が勉強中であると伝えることで、相手の聞く姿勢も誘発することができます。
ちなみに余談ですが、僕の友人のネパール人に、「あえて日本語を下手に話す」強者がいます。彼が僕と話す時はとても流暢な日本語を使うのですが、初めて会った日本人には「ワタシノ ナマエ ハ 〇〇 デス」とカタコトで話すようにしているらしいです。
「どうして?」と理由を聞くと‥
一生懸命していてかわいいと思ってもらえる
その方が相手も心を開いてくれる
のだそうです。
このように、言語を話せないことはむしろコミュニケーション上のメリットになる可能性もある訳です。
英語で話すためのマインド作りの第一歩は、I can't speak Englishなどのネガティブ発言を言わない習慣を作り、話せないことをポジティブに捉えてコミュニケーションのひとつとして利用していく姿勢を身につけていくことが大事です。
ポジティブマインドを作るための3つのコツ
とはいえ、人はネガティブになりやすい生き物です。不安や緊張でどうしようもない時にいきなりポジティブになれと言われてもなかなか難しいですよね。
そこで、ここではポジティブマインドを身につけるために、普段の生活から習慣的に心がけるべき3つのコツをご紹介しますので参考としてご活用ください。
①60%の小さな成功体験を積み重ねる
日々の練習で言えば、「前回できなかったことができるようになった!」「このテーマだったら少しだけど流暢に会話できるようになった」といった小さな成功体験を積み重ねることが大事です。
ここで重要なのは、60%できたら成功として自分を褒めてあげることです。完璧を求める人ほどネガティブな思考に陥りやすいもの。
『英語で外国人と話して、60%理解してもらえたら、その日はもう大成功!』こういった小さな成功体験が、長期的に見れば「海外を一人旅できた!」「外国の友達ができた」というような成功体験へと繋がっていくのです。
もちろん成功体験を積む過程で、数多くの失敗も経験しますが、それらすべてが「英語力の向上=人生を豊かにしていく」ことにつながっていきます。60%で大成功です!ぜひ気楽に継続していきましょう。
②信頼できるコーチを見つける
日々の英会話学習においては、信頼できるコーチを見つけることも有効です。先ほど、とにかく実践することが大切と述べましたが、実践に対してフィードバックを与えてくれる環境があると上達を助けてくれます。
自分の目標を分かってくれて、サポートしてくれる
伝わる表現を教えてくれる
それを使えるようになるまで繰り返し練習させてくれる
こんなコーチを見つけられれば、効率よく楽しく学んでいけますよね。また、コーチは必ずしも英語が堪能でなくてもいいかもしれません。
例えば、あなたが取り組んでいる習慣化のために、毎日のTODOリストをチェックしてくれる身近な存在もコーチとなり得ますし、あなたをポジティブに持っていってくれる人物を探して、定期的に進捗を報告することが大事なポイントです。
ぜひ共に走ってくれるコーチを見つけることを意識してみてください。
③マジック・モーメントを見逃さないで練習する
英会話の中にはマジックモーメントと呼ばれる瞬間が存在します。マジックモーメントは会話が成立せず、英語コンプレックスの原因となってしまう瞬間のことです。
聞き取れなかった
言いたい言葉が出てこなかった
そんな瞬間を見逃さずメモして置いて、そこで使えるフレーズを学習する。コーチにアドバイスを貰って次同じ状況がきたら返せる言葉を練習する。これががコミュニケーションの不安を解消し、英語を上達させる近道となります。
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